社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
相談援助の理論と方法 問100

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

1× 危機介入は、短期的に以前の状態まで回復するように働きかけることです。
2× リンデマンの急性悲嘆反応への治療的介入などから発展しました。
3× 危機においては個人が保有している対処機制だけでは回復要因にならないとされています。
4× 4~6週間悲嘆反応は続くとされており、その短期間において回復を目指すアプローチです。
5○ リンデマンはボストンのナイトクラブ大火災での遺族観察をとおして悲嘆反応の特徴をまとめました。

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02

正解は5です。

1.クライエントのパーソナリティの再構成を目的とするのは、心理社会的アプローチです。

2.危機介入は精神分析理論や自我心理学、学習理論などの影響を受けていますが、家族療法の影響は受けていません。

3.対処機制は、キャプランによるものではありません。

4.危機介入は、短期処遇のアプローチです。時間をかけずに行われます。

5.危機介入は、リンデマンによる悲嘆に関する研修を起源とします。

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03

1、不適切です。危機介入はクライエントが置かれている危機的状態から脱却し、危機前の状態に戻る事を目的とします。

2、不適切です。危機介入はエリクソンの自我理論や学習理論、フロイトの精神分析などの影響を受けて体系化されたと言われています。

3、不適切です。キャプランは地域医療予防精神医学を研究しており、それを基に危機状態に陥ったクライエントの回復には自らの持つ対処機制のみでは対応が困難であるため、クライエントの早期発見・早期介入が必要であることを唱えています。

4、不適切です。危機介入は、危機状態を出来るだけ早く脱出できることを目標にしており、比較的短期間に行われるアプローチであるとされています。

5、適切な内容です。リンデマンは1942年に発生したナイトクラブでの火災で家族を亡くした方に対する調査を行い、悲嘆による身体的・心理的症状の内容と、悲嘆による心理的な症状が持続する期間などについてまとめました。

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