社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
社会調査の基礎 問84
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問題
社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 社会調査の基礎 問84 (訂正依頼・報告はこちら)
社会調査の種類と意義に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- センサスとは、民間企業が消費者の動向を把握するために行う調査である。
- 研究者が個人で行うフィールドワークは、社会調査には含まれない。
- 新聞社が行う世論調査が、社会調査の最も古い起源である。
- 社会踏査とは、社会的な問題を解決するために行われる調査である。
- 統計的なデータとして結果をまとめられない調査は、社会調査とはいえない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.センサスとは、国が主体となって実施する統計調査です。
2.研究者が個人で行うフィールドワークも、社会調査に含まれます。
3.社会調査は、紀元前から中国やエジプトで行われています。新聞社による世論調査が行われるようになったのは19世紀末頃からです。
4.社会踏査とは、社会的な問題を解決するために行われる調査です。
5.統計的なデータとして結果をまとめられない調査も、社会調査といえます。
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02
2× 質的調査も社会調査に含まれています。
3× 世論調査よりも社会調査、社会調査よりも人口調査の起源は古いとされています。
4○ 地域の問題解決を目的として行われる社会調査を社会踏査といいます。
5× 社会調査には統計的データを用いないものもあります。
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03
1、不適切です。センサスは国全体など広範囲を対象に、公的機関が実施する調査の事を言い、日本では国勢調査などがセンサスの代表的な調査と言えます。
2、不適切です。社会調査とは人の意識や行動などを様々な方法を用いて調査する事を指します。個人が現地の人間と交わり行うフィールドワークも社会調査の一つの方法として認められています。
3、不適切です。新聞が出来るずっと前に、その時代の支配者が命じて行わせた人口調査などが行われています。
4、適切な内容です。社会踏査は、社会改良を目的に現地に赴き調査を行う事を指します。
5、不適切です。複数のデータを使用して統計を取る事が難しい「事例研究」なども社会調査の一つとして考えられているため、統計データがまとめられないものも社会調査として認められています。
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