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社会福祉士の過去問 第29回(平成28年度) 相談援助の理論と方法 問102

問題

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子ども家庭支援センターのK家庭支援専門相談員(社会福祉士)は、行動変容アプローチを応用したペアレント・トレーニング講座の講師として、観察した子どもの行動の表現方法について話した。講座終了後、参加していたLさん(35歳、女性)から相談に乗ってほしいと声をかけられた。別室で改めて話を聞くと、Lさんは5歳になる長男の行動で困っているという。講座での話を理解したつもりだが、子どもの行動を表現する適切な言い方を教えてほしいというものであった。そこで、K家庭支援専門相談員は、行動変容アプローチに基づく行動の表現を例として示した。次の例示のうち、講座内容の趣旨に沿った表現として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
いつも落ち着きがありません。
   2 .
ちゃんとできたことはありません。
   3 .
何かにつけて口答えばかりです。
   4 .
弟が持っているおもちゃを横取りします。
   5 .
とにかくかんしゃく持ちなのです。
( 社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 相談援助の理論と方法 問102 )
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この過去問の解説 (3件)

50
正解は4です。

1.具体的に落ち着きのない行動の様子が示されていないため、適切な表現ではありません。

2.どのような行動が、どの程度できたのかが示されていないため、適切な表現ではありません。

3.どのようなことに、どのように口答えしているのか示されていないため、適切な表現ではありません。

4.具体的な行動について示されているため、適切です。

5.どのような時にかんしゃくが起きるのか示されていないため、適切な表現ではありません。

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27
ペアレント・トレーニングとは、子どもの行動に着目し、子どもの行動を肯定的に受け止める事で親と子のより良い関係を構築する事を目的としています。

また、設問内に登場する「行動変容アプローチ」とは観察可能な行動自体に着目し、その行動が良い方向に変化した場合解決したと考える理論です。
このアプローチを行う場合には、心理的なものさしに左右される事無く、事実として起こっている行動を具体的に表す事が求められます。
以上の点を踏まえた上で選択肢を解説していきます。

1、不適切です。
設問の中に長男の具体的な行動が語られていないため、落ち着きがないかどうかを判断する事が出来ません。

2、不適切です。
何をどのようにできた時がちゃんとできた時なのかが分かりません。
また、子どもの行動を否定的に捉えており、ペアレント・トレーニングにおける行動表現としては適当ではありません。

3、不適切です。
「口答えばかり」と子どもの行動を否定的感情で受け止めており、ペアレント・トレーニングの目的とは外れてしまっています。
また、子どもがどんな場面でどんな言葉を発したのか分からず、具体的な表現とは言えません。

4、適切な内容です。
子ども自身が取っている行動が具体的であり、事実をそのまま述べています。
それに対して否定・批判も行われていないため、表現としては適切であると考えられます。

5、不適切です。
どのような場面を見てかんしゃく持ちと感じたのか客観的に読み取る事が出来ず、具体的な表現とは言えません。
また、長男に対しての否定的感情も存在しており、ペアレント・トレーニングの目的からも外れています。

12
1× 実際の場面が分からないため、行動をどのように改善するのか明確化できません。
2× 設問内容は、具体的状況が分からない表現です。できたことに注目して褒め、できないときは手がかりを示します。
3× 子どもへの声かけはポジティブなのが必要です。
4○ 行動を客観的に捉えており、行動変容アプローチに沿った表現です。
5× 否定的表現ではなく、困った行動も受け止めて、気持ちを共有することが重要です。

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