社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
相談援助の理論と方法 問109

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.通常は複数の組織から類似の機能を持つサービスが用意されることはありません。手厚いサービスではなく、必要最低限のサービスが提供されます。

2.サービスは各専門職が独自に提供するものではなく、各専門職が連携して必要に応じたサービスが提供されます。

3.プランを立てる際には、クライエントの意向を尊重します。

4.ケースマネジメントでは、地域の資源を活用・調整して、クライエントが住み慣れた地域でできる限り長く暮らし続けられるようにします。

5.援助者の実行しやすい援助よりも、サービス利用者の満足感、快適性が優先されます。

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02

1× ケースマネジメントは、生活上のニーズを充足させるために必要かつ適切な社会資源を結びつけることで、類似機能サービスの複数提供などは不要です。
2× ケースマネジメントの目的は、身体的側面の支援だけでなく、精神面や社会的側面などの全側面の支援が含まれ、個別ではなく統合した形で提供される必要があります。
3× プラン作成時はニーズに基づき、サービス情報や対応方法の提案を通じてサービス選択を支援します。
4○ ケースマネジメントは、クライエントの地域生活維持を目的として、ニーズと資源・サービスをつなげていきます。
5× ケースマネジメントはニーズ優先アプローチの立場が求められています。

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03

1、不適切です。
ケースマネジメントにおいてはクライエントの状況を把握した上で、クライエントの持つ力を活かした支援を考えていきます。
その上で不足する内容についてはサービスの活用などを行う事で、よりクライエントが理想とする生活に近づいていけるような支援を考える事となりますので、手厚いサービスの提供を目的とはしておりません。

2、不適切です。
ケースマネジメントは各専門職が独自でサービスを提供するのではなく、クライエントが持つ希望の達成や課題を解決するために、専門職はもちろんクライエントを取り巻く社会資源との連携を図る事とされています。

3、不適切です。
ケースマネジメントにおいては、クライエントの意向を尊重した支援を行う事とされています。
その上でクライエントの「自立」「自律」が出来るよう支援する事が求められます。

4、適切な内容です。

5、不適切です。
援助者が主体となるのではなく、サービス利用者の満足度や快適性の向上を考えた支援を主として考えた援助の提供を目的としています。

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