社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
相談援助の理論と方法 問112
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問題
社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 相談援助の理論と方法 問112 (訂正依頼・報告はこちら)
社会資源の開発に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ケースアドボカシーとは、クライエントと同じ状況に置かれている人たちの権利を守るために、新しい資源を開発しようとすることである。
- 小地域開発とは、社会福祉の制度やサービスの創設・改善・維持を目指す活動である。
- ソーシャルアクションとは、地域の問題について、専門家を入れずに住民がグループでの取組を通して問題解決を図れるようにするものである。
- コーズアドボカシーとは、一人のクライエントの利益と安定した生活をまもるための働きである。
- 社会計画とは、公的な機関や専門職が地域の問題について情報を収集・分析し、合理的な取り組み方を決めて実施することである。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.クライエントと同じ状況に置かれている人たちの権利を守るために、新しい資源を開発しようとするのは、コーズアドボカシー(クラスアドボカシー)です。
2.小地域開発とは、地域住民の参加を促進し、地域社会の組織化と統合を進めようとするものです。制度やサービスの創設・改善・維持を目指すものではありません。
3.ソーシャルアクションに、専門家が入らないということはありません。
4.一人のクライエントの利益と安定した生活をまもるための働きは、ケースアドボカシーです。
5.社会計画とは、公的な機関や専門職が地域の問題について情報を収集・分析し、合理的な取り組み方を決めて実施することです。
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02
2× 設問はソーシャルアクションについての説明です。小地域開発はコミュニティーでの資源活用・住民参加を重視して行います。
3× ソーシャルアクションは地域住民のニーズ充足のために行う組織的な活動です。
4× コーズアドボカシーは共通のニーズを有する集団への権利擁護で、ニーズ発信支援は資源開発の第一歩です。
5○ 社会資源開発は、ソーシャルワークの間接的活動にあたり設問の社会計画への関与もそのひとつです
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03
ケースアドボカシーはクライエント個人やその家族の権利を守るための活動の事を指します。
選択肢の内容は「コーズ(クラス)アドボカシー」の説明になります。
2、不適切です。
小地域開発とは、その地域に住んでいる地域住民に働きかけ意識を高めた上で、地域社会を組織化して地域の問題を解決する事を言います。
選択肢の内容は「ソーシャルアクション」の説明になります。
3、不適切です。
ソーシャルアクションの実践においては、明らかになった地域の問題を解決するために新たな制度やサービスを創設する必要がある場合もあります。
その際には行政機関等との協力が必要な場合も少なくないため、専門家を交えての取り組みになる事も多いです。
4、不適切です。
コーズアドボカシーは、クライエントと同じ状況に置かれている人達(集団)の権利を守るための活動を指します。
選択肢の内容は「ケースアドボカシー」の説明になります。
5、適切な内容です。
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