社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
相談援助の理論と方法 問118
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問題
社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 相談援助の理論と方法 問118 (訂正依頼・報告はこちら)
相談援助の記録方法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 逐語体は、あらかじめ設定している援助課題の項目ごとに時系列で援助過程を簡潔に示すものである。
- 叙述体は、事実やその解釈、見解の要点を整理して示すものである。
- 要約体は、ソーシャルワーカーとクライエントの相互作用について時間経過に沿って詳細に示すものである。
- ジェノグラムは、数世代にわたる血族・姻族関係、ライフイベントなどを図式化するものである。
- エコマップは、グループメンバー間のつながり、構造、関係のパターンを図式化するものである。
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この過去問の解説 (3件)
01
2× 設問は要約体の説明で、叙述体は事実をそのまま記録するものです。
3× 要約体は、事実や解釈、見解の要点を整理してまとめて記述する方法です。
4○ ジェノグラム、おおむね3世代わたる家族間の関わり、関係性の特徴、問題、ライフイベントなどを図式化したものです。
5× エコマップはクライエントやその家族を中心に、関係者や社会資源を図式化したものです。グループ間の関係パターンを図式化したのはソシオグラムです。
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02
1.あらかじめ設定している援助課題の項目ごとに時系列で援助過程を簡潔に示すのは、圧縮叙述体です。
2.事実やその解釈、見解の要点を整理して示すのは、要約体です。
3.ソーシャルワーカーとクライエントの相互作用について時間経過に沿って詳細に示すのは、過程叙述体です。
4.ジェノグラムは、数世代にわたる血族・姻族関係、ライフイベントなどを図式化するものです。
5.エコマップは、社会資源や利用者、その周囲の人々などを図式化したものです。グループメンバー間に特化して関係を図式化したものは、ソシオグラムです。
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03
逐語体はクライエントなどが発した言葉を一言一句そのままに記載する記録法を言います。選択肢の内容は「圧縮叙述体」の説明です。
2、不適切です。
叙述体は時系列で利用者に対して行った支援内容や変化について記録する方法の事を言います。選択肢の内容は「要約体」の説明になります。
3、不適切です。
要約体とは、クライエントに対する支援内容を項目ごとに整頓してまとめる記録方法です。選択肢の内容は「過程叙述体」の説明となります。
4、適切な内容です。
ジェノグラムの作成は、その家族の人間関係などを把握する事に役立ちます。
5、不適切です。
エコマップはクライエントの支援に役立てる事が出来る人やモノ、場所などの社会資源との繋がりを図式化した物になります。
選択肢の内容は「ソシオグラム」の説明になります。
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