社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
福祉サービスの組織と経営 問121

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 福祉サービスの組織と経営 問121 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、個人が暗黙的に行ってきた仕事の仕方(暗黙知)を形式知化する方法に当たるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
  • OJTを通して、先輩職員の仕事の仕方を模倣する。
  • 各担当係が紙媒体で管理していた業務記録を電子データベース化する。
  • 熟練の職員が行う仕事の仕方を文章化し、マニュアルを作る。
  • 法人の理念と行動規範を毎日唱和し、職員に周知させる。
  • 新人教育でマニュアルの読み合わせを徹底し、マニュアルがなくても仕事ができるようにする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

暗黙知は、個人的で属人的な知識に対し、形式知は、客観的でマニュアル化、言語化、一般化できるものです。

1.先輩職員の仕事の仕方を模倣することは、暗黙知を暗黙知にする伝え方です。

2.紙媒体で管理していた業務記録を電子データベース化することは、形式知を形式知にする変更です。

3.熟練の職員が行う仕事の仕方を文章化し、マニュアルを作ることは、暗黙知を形式知にする方法です。

4.法人の理念と行動規範を毎日唱和し、職員に周知させることは、形式知を徹底する方法です。

5.新人教育でマニュアルの読み合わせを徹底し、マニュアルがなくても仕事ができるようにすることは、形式知を徹底する方法です。

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02

1× 先輩の仕事を模倣する方法は暗黙知そのものです。
2× 業務記録のデータ化は、形式知の電子化であり暗黙知の形式知化とは言えません。
3○ 熟練職員の知識やノウハウは他の人には伝わっていないことがありこれを暗黙知といい、文章化し共有することが形式知です。
4× 理念や行動規範は形式知であるが、唱和することで知識創造とはなるわけではありません。
5× マニュアルは暗黙知を形式知化したもので、スムーズな職務遂行を徹底するために行います。

参考になった数25

03

設問にある暗黙知とは「簡単に言語化できない、経験や勘に基づく知識」の事を指します。
それに対して言語化して説明が出来る知識の事を「形式知」と言います。

1、不適切です。
先輩職員の仕事の仕方の模倣は、暗黙知を暗黙知で伝えているため、形式知化していません。

2、紙媒体の業務記録を既に作成できているため、形式知化されていると言えます。

3、適切な内容です。

4、法人理念や行動規範を既に言語化できているため、形式知化は既に出来ています。

5、不適切です。
マニュアルが既にできているため、既に伝えたい内容は形式知化されていると言えます。

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