社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
心理学理論と心理的支援 問8
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問題
社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 心理学理論と心理的支援 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
試験に失敗したときに生じる原因帰属に関する次の記述のうち、内的帰属の例として適切なものを1つ選びなさい。
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この過去問の解説 (4件)
01
1.勉強不足は、本人に原因があるといえるため、内的に原因が帰属する例といえます。
2.問題が難しかったことは、作問者に原因があるといえるため、外的な例といえます。
3.電車が遅れ遅刻したことは、電車が遅れたことに原因があるため、外的な例といえます。
4.運が悪かったことは、本人に原因があるとはいえないため、内的な例とはいえません。
5.教師の指導力不足は、教師に原因があるため、外的な例といえます。
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02
心理学者・ハイダーが提唱した、『帰属理論』に関する問題です。
行動や評価の原因を、その人自身にあるとするものを『内的帰属』、他者や外部環境にあるとするものを『外的帰属』と言います。
例えば試験に落ちてしまった時、
「うまくいかなかったのは、自分の努力(能力)が足りなかったからだ」と考えるのは内的帰属、
「運が悪かった」「先生の教え方に問題がある」と考えるのは外的帰属です。
1.勉強不足はその人自身の要因なので、内的帰属にあたります。
2.原因を問題の難しさという外部に帰属しているため、外的帰属にあたります。
3.電車の遅延は環境要因のため、外的帰属にあたります。
4.運は自身の努力や能力とは関係がないため、外的帰属にあたります。
5.原因を他者に帰属しているため、外的帰属にあたります。
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03
勉強不足は自分に原因があったと考えられるため、内的帰属です。
2.問題が難しかったことは問題を作った人に原因があるので、外的帰属です。
3.電車が遅れて遅刻したことは電車が遅れた要因にあるので、外的帰属です。
4.運が悪かったことは内的帰属とはいえません。
5.教師の指導力不足は教師に原因があるため、外的帰属です。
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04
人は、何らかの行動や評価の結果に対して、その原因を主観的に決めつける傾向があります。
原因の所在を自己や他人のどこに求めるかという概念は、「統制の所在」と呼ばれ、内的帰属と外的帰属があります。
「内的帰属」行動や評価の結果を自分自身や自分の行為など自分にまつわることに原因があるとします。
「外的帰属」行動や評価の結果は、自分以外の他者や他者の行動にまつわることを原因にします。
1.正答
試験に失敗したのは自分の勉強ぶそくが原因と、自分の行為に対しての結果としているので「内的帰属」です。
2.誤答
試験に失敗してたのは、自分のせいではなく、試験問題が難しかったことに原因があるとしているので「外的帰属」です。
3.誤答
電車が遅れるという自分ではどうにもならない自分以外の原因によって結果が生じたとするので「外的帰属」です。
4.誤答
運が悪かったというのは、自分自身や自分の行動によるものではないので「外的帰属」です。
5.誤答
教師の指導力不足に原因が合ると他者のせいによって結果が生じたとするので「外的帰属」です。
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