社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
現代社会と福祉 問29
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問題
社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 現代社会と福祉 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
福祉サービスのプログラム評価の方法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- サービスを提供する群と提供しない群に分けて比較する評価は行われない。
- 評価者は、評価指標の策定に当たり、利害関係者と協議してはならない。
- 評価の次元は、投入、過程、産出、成果、効率性である。
- プログラムの効率性は、産出された物やサービスの量のことである。
- 科学的な評価研究の結果を、実際のプログラム運営管理に活用してはならない。
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この過去問の解説 (4件)
01
1.プログラム評価では、サービスを提供する群と提供しない群に分けて比較する評価も行われます。
2.評価指標の策定に当たり、評価者が利害関係者と協議することは問題ありません。
3.プログラム評価の評価の次元は、投入、過程、産出、成果、効率性です。
4.プログラムの効率性は、産出された物やサービスの量のことではなく、産出された物やサービスの量をいかに効率よく活用することができたかということです。
5.科学的な評価研究の結果を、実際のプログラム運営管理に活用しても構いません。
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02
評価の次元からみた分類は、
①投入…予算や職員数など
②過程…ガイドラインに沿ったサービスの提供など
③産出…サービスを行なう時間や利用者の数など
④成果…生活の質向上や、機能の維持改善など
⑤効率性…費用対効果
の5つです。
その他の選択肢については、以下のとおりです。
1.介入・援助の効果を明らかにしようとする『実験計画法』では、サービスを提供する「実験群」と、提供しない「統制群」に分けて比較する評価を行ないます。
2.より公正で納得度の高い評価指標を策定するため、利害関係者とも積極的に協議するべきです。
4.算出された物やサービスの量は『産出』に分類。『効率性』は、費用対効果のことを指します。
5.科学的に明らかになった評価研究の結果を、プログラム運営管理に反映できるのは望ましいことです。
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03
2.評価者が、評価指標の策定に当たり、利害関係者と協議することは禁止されていません。
3.評価の次元は、投入、過程、産出、成果、効率性です。
4.プログラム評価におけるプログラムの効率性とは、産出された物やサービスの量のことではなく、産出された物やサービスの量がいかに効率的に活用されたか、ということです。
5.科学的な評価研究の結果を、実際のプログラム運営管理に活用することは禁止されていません。
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04
1→サービスを提供する群と提供しない群に分けて比較する評価も行われます。プログラム評価は「より良い社会プログラム」を構築していくアプローチです。
2→ 評価者は、評価指標の策定に当たり、利害関係者とも協議していきます。
3→評価の次元は、投入、過程、産出、成果、効率性です。
4→産出された物や、サービスの量がいかに効率的に利用されたかを考えるのが、プログラムの効率性という意味です。
5→科学的な評価研究の結果も、実際のプログラム運営管理に活用していきます。
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