社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
相談援助の基盤と専門職 問94
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問題
社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 相談援助の基盤と専門職 問94 (訂正依頼・報告はこちら)
事例を読んで、NPO法人の職員( 社会福祉士 )によるストレングス視点に基づくボランティアへの発言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔 事例 〕
T町の基幹産業は農業であったが、従事者の高齢化や人口減少により担い手の確保に困っていた。そこで、地元農家が農福連携で障害者の雇用機会の拡大を目的としてNPO法人を立ち上げた。今日は、障害者支援施設から軽度の知的障害のある十数名の利用者が、初めて農作業体験に来ており、地元の大学生ボランティアに作業に付き添ってもらうことにした。
〔 事例 〕
T町の基幹産業は農業であったが、従事者の高齢化や人口減少により担い手の確保に困っていた。そこで、地元農家が農福連携で障害者の雇用機会の拡大を目的としてNPO法人を立ち上げた。今日は、障害者支援施設から軽度の知的障害のある十数名の利用者が、初めて農作業体験に来ており、地元の大学生ボランティアに作業に付き添ってもらうことにした。
- 「もっと農作業をしたいと本人が望んでも、全員同じ作業量を守ってください」
- 「行った農作業以外に関心を示していた作業があれば、報告してください」
- 「本人が困っていたら、あなたが代わりに農作業を行ってください」
- 「農作業に変化をもたせるために、短時間で違う農作業に移らせてください」
- 「利用者同士が農作業中に話をしていたら、話さないように注意してください」
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この過去問の解説 (3件)
01
1.ストレングス視点に基づくと、作業を望む人には多くの作業をしてもらうことになります。
2.関心を示していた作業がストレングスにあたるため、その報告をしてもらうことは、ストレングス視点として適切です。
3.本人が困っているときに、代わりに作業をすることは、ストレングス視点ではありません。困っていることを一緒に解決し、できることを作業してもらうことがストレングス視点です。
4.農作業に変化をもたせることは、ストレングス視点と関係がありません。
5.作業中に話さないように注意することは、ストレングス視点とは関係がありません。
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02
1.3.4.5.
ストレングスを制限してしまっているので不適切です。
2.設問のとおりです。
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03
正解は2です。
ストレングス視点とは、クライエントの潜在能力や、強みなどに焦点を当てることです。
関心を示していた作業を知ることで、本人のストレングスを知ることにつながるので適切です。
各選択肢については以下のとおりです。
1→この発言は、行動を制限しており、ストレングス視点として適切ではありません。
3→困っている時に代わりに作業を行なうことは、ストレングス視点ではありません。
4→農作業に変化をもたせることは、ストレングス視点ではありません。
5→農作業中に話さないよう注意することは、ストレングス視点ではありません。
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