社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
相談援助の理論と方法 問98

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問題

社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 相談援助の理論と方法 問98 (訂正依頼・報告はこちら)

ソーシャルワーク実践における人と環境の関わりに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • クライエント自身が捉える環境の意味を把握する。
  • 環境要因に対するクライエント自身の他罰的な考え方を強化することを目的に支援する。
  • クライエントが抱えている問題の原因となっている環境要因を排除することで、問題解決を試みる。
  • クライエントを、環境から一方的に影響を受ける存在とみなして、支援を行う。
  • クライエントが問題を抱えた原因を、クライエントの性格に求める。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.クライエント自身が捉える環境の意味を把握することは適切です。

2.環境要因に対するクライエント自身の他罰的な考え方を弱化することはあっても、強化することを目的に支援することはありません。

3.環境要因を排除することもありますが、クライエントの力を高めることや、個人と環境の調整を行うことも試みます。

4.環境から一方的に影響を受けるのではなく、相互的に影響を及ぼしあうものとみなします。

5.問題の原因を性格に求めることは適切ではありません。

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02

正解は1です。

1.設問のとおりです。
2.他罰的な考え方を強化することは不適切です。
3.設問は「治療モデル」の考え方です。
4.5.人か環境か、どちらか一方に影響を受けるという考え方はしません。

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03

正解は1です。

選択肢のとおり、クライエント自身が捉える環境の意味を把握することは適切です。

各選択肢については以下のとおりです。

2→環境要因に対するクライエント自身の他罰的な考え方を強化することは、適切ではありません。

3→環境要因を排除できない場合もあるため、クライエントの適応能力の向上や、クライエントと環境の調整を図ることも行ないます。

4→環境から一方的に影響を受けるという考え方ではなく、クライエントと環境は相互作用していると考えます。

5→クライエントの問題の原因を、クライエントの性格だけに求めることは適切ではありません。

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