社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
相談援助の理論と方法 問103

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.人・状況・両者の相互作用という三つの相互関連性からクライエントの問題を捉え、「状況の中の人間」という視点を重視するのは、心理社会的アプローチです。

2.観察可能な行動として問題を捉え、行動に影響する諸条件を操作することにより行動を変容させるのは、行動変容アプローチです。

3.危機的な状況に陥ったクライエントにできるだけ早期に介入し、現実を受け入れ再出発することを支援するのは、危機介入アプローチです。

4.エンパワメントアプローチでは、クライエントが、自分の置かれている抑圧状況を認識し、潜在能力に気付き、対処能力を高めることに焦点を当てます。

5.クライエントのニーズを援助機関の機能との関係で明確化し、その機能を個別化して提供することに焦点を当てるのは、機能的アプローチです。

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02

1× 個人と社会環境を「状況の中の人間」としたのは、ホリスなどが提唱した心理社会的アプローチです。
2× トーマスなどが提唱した行動変容アプローチの説明です。
3× キャプランやリンデマンが提唱した危機介入アプローチの説明です。
4○ 設問の通り、抑圧状況を認識し自尊感情が根付くことで、能力を高め、問題に対処していくことをエンパワメントアプローチと言います。
5× 設問はランクなどが提唱した機能的アプローチの説明です。

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03

ソーシャルワーク理論の説明から「エンパワメント」を選択する問題です。

1× ホリスによる社会心理的アプローチの説明です。
フロイトの理論に強く影響を受けた理論で、
ホリスはケースワーク面接の分析を行っています。

2× 行動変容アプローチの説明です。
行動変容アプローチは、学習理論・行動理論を基盤とした理論です。

3× 危機介入アプローチの説明です。

4○ 正しいです。
エンパワメントは、アメリカのソーシャルワーカーである
ソロモンよって提唱された理論です。

5× ランクなどによる機能主義アプローチの説明です。

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