社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
福祉サービスの組織と経営 問125

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問題

社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 福祉サービスの組織と経営 問125 (訂正依頼・報告はこちら)

人材育成や研修に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 経験学習モデルは、能動的実験・具体的経験と内省的観察・抽象的概念化との間の循環を否定している。
  • 暗黙知と形式知の、共同化、表出化、連結化、内面化からなる循環的な変換過程は、組織の知識を創発するのに有効である。
  • OJTでは、職員の職務遂行能力は対象外である。
  • OFF-JTは、作業遂行の過程で行う訓練方法のことである。
  • エルダー制度は、新入社員のセルフラーニングを通じた自己啓発の仕組みである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1.経験学習モデルは、能動的実験・具体的経験と内省的観察・抽象的概念化との間の循環を認めています。

2.暗黙知と形式知の、共同化、表出化、連結化、内面化からなる循環的な変換過程は、組織の知識を創発するのに有効です。

3.OJTでは、職員の職務遂行能力も対象となります。

4.OFF-JTは、作業遂行の過程を離れて行う訓練方法です。作業遂行の過程で行う訓練方法はOJTです。

5.エルダー制度は、先輩社員が教育係となって行う研修制度です。

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02

人材育成や研修に関する一般知識の問題です。
特に「OJT」はよく耳にする用語なので、
しっかり覚えておくといいでしょう。

1× 経験学習モデルは
「能動的実験」→「具体的経験」→「内省的観察」→「抽象的概念化」
のプロセスを通して、学習する訓練法です。

2〇 正しいです。
暗黙知(勘や感覚など言語化しにくい知識)を
共同化、表出化、連結化、内面化し、
形式知(言語化されている知識)への変換サイクルで、社内の知識創発を促していきます。

3× OJT(On the Job Training)は、職務遂行能力を向上させるために
実際の職務を通して訓練する方法です。

4× OJTの説明です。
OFF-JT(Off the Job Training)は、研修やセミナーなどの職場以外で、
職務遂行能力を向上する教育訓練です。

5× エルダー制度は先輩社員が新人に対して1対1で
教育訓練を行う仕組みで、先輩社員主導のOJT形式をとっています。

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03

1× 経験学習モデルは、能動的実験・具体的経験と内省的観察・抽象的概念化との間の循環を認めているモデルです。
2〇 暗黙知や形式知を共同化などの表出することによる変換過程は、組織の知識を創発するのに有効です。
3× OJTでは、職員の職務遂行能力もその対象となります。
4 × OFF-JTは、作業遂行の過程から離れて行う訓練方法のことを指します。
5× エルダー制度は、先輩が教育担当として新入社員について行う研修制度です。

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