社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
高齢者に対する支援と介護保険制度 問129

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問題

社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 高齢者に対する支援と介護保険制度 問129 (訂正依頼・報告はこちら)

右片麻痺で嚥下機能が低下した状態にある人に対する食事介護の在り方として、適切なものを2つ選びなさい。
  • 食形態は、きざみ食が適している。
  • 食前に嚥下体操を行う。
  • 食事の時は、左側にクッションを入れ座位姿勢が保てるようにする。
  • 右側から食事介助をする。
  • 口腔内の右側に食物残渣がないか確認をする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2、5です。

1.嚥下(えんげ)機能が低下した状態では、きざみ食が咽頭に残って誤嚥(ごえん)を引き起こすことにもつながるため、適した食形態とはいえません。

2.食前に嚥下体操を行うことは、嚥下機能が低下した状態の食事介護の在り方として適切です。

3.右片麻痺がある人は、右に倒れやすくなってるので、右側にクッションを入れて座位姿勢が保てるようにします。

4.右片麻痺がある場合、左側(健康な側)から食事介助をします。

5.右片麻痺で嚥下機能が低下した状態では、口腔内の右側に食物残渣がないか確認をします。

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02

食事介助について、相手は「右片麻痺」「嚥下能力の低下」があること
に注意して答えを見つけましょう。

1× 嚥下能力の低下がみられる場合は、
流動食のような咀嚼しなくても食べられる形態で
増粘安定剤を入れたものが望ましいです。

2〇 正しいです。
嚥下体操は嚥下能力を向上させるので、誤嚥防止に効果があります。

3× 左側(健側)ではなく、右側(麻痺側)にクッションを入れます。

4× 右側(麻痺側)ではなく、左側(健側)のそばで介助を行います。

5○ 正しいです。
麻痺側(右側)に食物残渣が残りやすいので、確認をする必要があります。

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03

1×  きざみ食では誤嚥を引き起こす可能性もあり、嚥下機能低下時の食形態として適しているとは言えません。
2〇 食前に嚥下体操を行うことで、嚥下機能を向上させる効果があり、適切といえます。
3× 右片麻痺がある場合、右側にクッションを入れて姿勢を保てるようにします。
4× 右麻痺の場合、健康な左側から食事介助をします。
5〇 口腔内の食物残渣がないか、特に麻痺のある右側は注意して確認します。

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