社会福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
社会調査の基礎 問90

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問題

社会福祉士試験 第31回(平成30年度) 社会調査の基礎 問90 (訂正依頼・報告はこちら)

質的調査の記録やデータの収集方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 仮説検証などに必要な数量的なデータの収集を行う。
  • 調査対象者を抽出する方法として、主に無作為抽出法を用いる。
  • 音声データや映像データを用いることができる。
  • 手紙や日記などの私的文書は除外する。
  • 面接者は、インタビューの場において相手の発言内容の一言一句を正確にメモすることに専念する。

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この過去問の解説 (3件)

01

①質的研究は事例研究が主となる研究となるので、数量的なデータの収集は適していません。

②質的研究は研究の目的によって対象者を絞って選定することが多く、無作為抽出法を用いることが主ではありません。

③正しい記述です。音声データや映像データを用いて分析することもあります。

④質的研究は手紙や日記、書籍、記録、ブログなど私的な文書についても研究対象になります。

⑤時に記録に懸命になりすぎて、相手の表情や言語以外のコミュニケーションを見落とすこともあります。

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02

1、不適切です。質的調査は数値的なデータを分析するものではなく、言葉による回答を分析し調査研究する物となります。

2、不適切です。無作為抽出法を主に用いるのは量的調査です。

3、適切な内容です。質的調査は数値で判別しにくいデータを分析する調査方法です。そのデータの中には音声や映像データも含まれる事があります。

4、不適切です。質的調査では手紙や日記などのデータを使用する事もあります。

5、不適切です。発言内容の記録も大切ですが、回答者の表情や声のトーン、会話のスピードなど回答者の様子にも気を配る事が大切です。

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03

質的調査についての問題です。
量的調査と区別ができていれば難しくなかったと思われます。

1× 数量的なデータの収集は「量的調査」です。

2× 無作為抽出法は数値的なデータを図る量的調査です。

3○ 正しいです。
音声や映像もデータとして扱います。

4× 質的研究は主に文字を扱うため、手紙や日記などの私的文書も対象です。

5× 面接者は会話だけに専念するだけでなく、回答者の表情や周囲など多面的に観察することが大切です。

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