社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
人体の構造と機能及び疾病 問3
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問題
社会福祉士試験 第32回(令和元年度) 人体の構造と機能及び疾病 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
消化器の構造と機能に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 唾液には、消化酵素は含まれない。
- 胃粘膜からは、強アルカリ性の消化液が分泌される。
- 膵臓(すいぞう)には、内分泌腺と外分泌腺がある。
- 小腸は、水分を吸収しない。
- 胆汁は、胆のうで作られる。
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この過去問の解説 (4件)
01
それにまつわる疾患も調べておくと良いでしょう。
1× 唾液は炭水化物を分解する
「アミラーゼ」という消化酵素があります。
2× 強アルカリ性ではなく、正しくは「強酸性」です。
胃から入ってくる食物の殺菌や消化機能を担っています。
3○ 正しいです。
4× 小腸は水分吸収を行います。
腸内における水分吸収の約95%を占めています。
5× 胆汁(たんじゅう)は胆のうではなく、
「肝臓」で作られます。
肝臓で作られた胆汁は、胆のうへ蓄えられます。
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02
1.誤答
唾液には、消化酵素(アミラーゼ)が含まれます。
唾液はさまざまな働きがありますが、その一つに食物中のでんぷんをブドウ糖に変えて、胃や腸で消化しやすくさせる働きがあります。
2.誤答
胃粘膜からは、強酸性の消化液が分泌されます。
胃粘膜の働きは、胃を保護する役割と食物を消化する胃酸や消化酵素を分泌する役割があります。
3.正答
膵臓には、内分泌腺と外分泌腺があります。
膵臓の役割は、外分泌腺から「膵液」という消化酵素が含まれている消化液を分泌し、食べ物の消化を助けます。また、内分泌腺は、インスリンなどのホルモンを分泌し、血糖値を一定濃度にコントロールする働きがあります。
4.誤答
小腸は水分を吸収します。
消化管には9,000ml前後の水分が流れ込み、その大部分は小腸で吸収され、一部を大腸が吸収します。
小腸は十二指腸・空調・回腸という3つの部分で構成され、90%以上の消化・吸収をしています。
5.誤答
胆汁は肝臓で作られ胆のうに貯められます。胆汁は脂肪を消化するために必要な液体で、肝臓で1日に1リットルほど作られています。
胆汁の成分は、ビリルビン・コレステロール・胆汁酸塩などですが、90%は水分でできています。
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03
膵臓の外分泌腺では消化酵素(アミラーゼ等)が作られます。
内分泌腺では「ランゲルハンス島」がホルモンを作っています。
各選択肢については、以下の通りです。
1.唾液には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれます。
2.胃粘膜からは「強酸性」の消化液が分泌されます。いわゆる胃液です。
4.小腸は水分吸収機能を持っています。
口から摂取されたほとんどの水分が小腸で吸収されます。
5.胆汁がつくられるのは「肝臓」です。肝臓でつくられた胆汁は、胆のうから十二指腸に分泌されます。
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04
胃のうしろに位置する膵臓には、ホルモンを血液中に分泌する内分泌腺と、消化液を分泌する外分泌腺があります。
その他の選択肢の解説は以下のとおりです。
1→唾液腺から分泌される唾液には、消化酵素であるアミラーゼが含まれます。
アミラーゼには炭水化物を分解する働きがあります。
2→胃粘膜から分泌される胃液は、強酸性です。
食べ物の消化を助ける働きや、細菌を殺菌する働きがあります。
4→小腸は食べ物を消化吸収する働きをもっています。
小腸で吸収しきれなかった水分や栄養素の一部は大腸で吸収され、残りが便となって排出されます。
5→胆汁は肝臓で作られる液体で、脂肪を乳化し消化を助ける働きがあります。
胆のうは、胆汁を溜めておく働きを担っています。
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