社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
社会調査の基礎 問89

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問題

社会福祉士試験 第32回(令和元年度) 社会調査の基礎 問89 (訂正依頼・報告はこちら)

量的調査の集計と分析に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 質問紙調査のデータを集計する際に、全体的な回答の分布を見たい場合に、度数分布表を用いることはない。
  • データの分布を代表する値として平均値を用いておけば、中央値や最頻値は見なくてもよい。
  • 標準偏差は、調査データが全体としてどれぐらい平均値から離れて散らばっているのかを表す指標の一つである。
  • 推測統計とは、収集されたデータそのものの特徴を記述するための方法である。
  • オッズ比は、分布の左右対称性に関する指標である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、不適切です。
度数分布表は、回答してもらった結果を一定の階級ごとに分けてグラフ化した物になります。全体的な回答の分布を見たい時に役立ちます。

2、不適切です。
平均値は調査データに1つでも極端な偏りがある場合には、影響を強く受けてしまうためその数値のみで調査結果を判断する事は困難です。
調査データによって、中央値や最頻値を使用する事が必要となります。

3、適切な内容です。

4、不適切です。
推測統計は、限られた標本であるデータから全体の母集団の性質を推察するという物です。

5、不適切です。
オッズ比とは一つの事象の発生のしやすさを、2つの物で比較した比率の事を言います。

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02

1.誤。
集計したデータの全体的な回答の分布を見たい場合には、度数分布表を用います。

2.誤。
データとなる数値のばらつき等によっては、平均値よりも中央値や最頻値がそのデータの分布の特性を表している場合もあります。

3.正。
標準偏差は、調査データが全体としてどれぐらい平均値から離れて散らばっているのかを表す指標の一つです。

4.誤。
推測統計とは母集団から無作為に抽出した標本から母集団の母数を検定し推定する統計のことをさします。
収集されたデータそのものの特徴を記述するための方法は、記述統計とよばれています。

5.誤。
2つの異なる群においてある事象が起こる確率を算出する方法です。

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03

代表値、度数分布表など、統計にまつわる用語が多く出てくる
非常に手ごわい問題です。

1× 度数分布表とは回答にあるそれぞれの選択肢に何人が答えているか示したものです。
よって、全体的な回答の分布を把握するうえで用いられます。

2× 分布の重要事項は「中心」を見つけることです。
ですので、平均値だけでなく、中央値、最頻値も見る必要があります。

3〇 正しいです。

4× 推測統計とは、選挙の出口調査のように
収集されたデータから、全体を推測することです。

5× ある事象の起こる確率を、2つの事象から比較した数値です。

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