社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
相談援助の基盤と専門職 問92
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問題
社会福祉士試験 第32回(令和元年度) 相談援助の基盤と専門職 問92 (訂正依頼・報告はこちら)
「ソーシャルワークのグローバル定義」(2014年)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
(注)「ソーシャルワークのグローバル定義」とは、2014年7月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。
(注)「ソーシャルワークのグローバル定義」とは、2014年7月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。
- ソーシャルワークの発展は、西欧諸国を基準に展開する。
- ソーシャルワークは、できる限り、「人々のために」ではなく、「人々とともに」働くという考え方をとる。
- ソーシャルワークの基盤となる知は、単一の学問分野に依拠する。
- ソーシャルワークの原則は、人間の内発的価値と尊厳の尊重から、多様性の尊重へと変化した。
- ソーシャルワークの本質として人間関係における問題解決を図ることが新たに加わり、政策目標であることが明示された。
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この過去問の解説 (3件)
01
ソーシャルワークの発展は、グローバルに、多様的を尊重して展開されるべきであり、地域・民族固有の知にも拠るものであるものとされています。
2.正。
ソーシャルワークは、できる限り、「人々のために」ではなく、「人々とともに」働くという考え方をとります。
3.誤。
ソーシャルワークの基盤となる知は、複数の学問分野に依拠します。
学問分野の例として、行政学・人類学・生態学・経済学・教育学・精神医学・心理学・社会学などがあげられます。
4.誤。
ソーシャルワークの大原則として、人間の内在的価値と尊厳の尊重、危害を加えないこと、 多様性の尊重、人権と社会正義の支持があげられています。
5.誤。
政策目標として、人間関係における問題解決を図ることは明示されていません。
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02
ソーシャルワークは西欧諸国に限らず、世界中どこで発展させても良いと定義されています。
2、適切な内容です。
3、不適切です。
ソーシャルワークは「ソーシャルワーク理論」「社会科学」「人文学」「地域・民族固有の知」を基盤とすると定義されています。
4、不適切です。
人間の内発的価値と尊厳の尊重が変化したわけではなく、それに加えて多様性の尊重が重要であるという事が述べられています。
5、不適切です。
政策目標である事は明示されておらず、社会開発においてソーシャルワーカーが政策的枠組にも働きかけていく事が明記されています。
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03
少々、文章表現を変えており、解答するのが難しい問題ですので、
消去法で考えていくといいでしょう。
1× 西欧諸国を基準にしていません。
「各国および世界の各地域で展開してもよい」とあります。
2〇 正しいです。
「人々やさまざまな構造に働きかける」が
「人々とともに」働くに該当すると思われます。
3× ソーシャルワークの理論、社会科学、
人文学、および地域・民族固有の知を基盤にしています。
4× そのような記述はありません。
ソーシャルワークの中核を構成するものに多様性の尊重をあげています。
5× 政策目標であることが明示されてはいません。
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