社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
相談援助の基盤と専門職 問93

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問題

社会福祉士試験 第32回(令和元年度) 相談援助の基盤と専門職 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

ソーシャルワーク実践理論を発展させた人物に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • ベーム( Boehm, W. )は、人間と環境の交互作用を基本視点とした生態学的アプローチを展開した。
  • ジャーメイン( Germain, C. )は、ソーシャルワークを本質的な観点から検討し、ソーシャルワークの活動を三つの機能に分類して定義化を試みた。
  • シュワルツ( Schwartz, W. )は、個人と社会の関係は共生的な相互依存関係であるとし、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視する相互作用モデルを展開した。
  • ゴールドシュタイン( Goldstein, H. )は、価値の体系、知識の体系および多様な介入方法の3要素に基づくソーシャルワーク実践の共通基盤を提唱した。
  • バートレット( Bartlett, H. )は、システム理論を指向した一元的アプローチを展開し、後に認知的 - 人間性尊重アプローチを展開した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「シュワルツ( Schwartz, W. )は、個人と社会の関係は共生的な相互依存関係であるとし、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視する相互作用モデルを展開した。」です。

選択肢1. ベーム( Boehm, W. )は、人間と環境の交互作用を基本視点とした生態学的アプローチを展開した。

誤。

ジャーメインは、人間と環境の交互作用を基本視点とした生態学的アプローチを展開しました。生態学的アプローチは、エコロジカル・アプローチや生活モデルとも呼ばれます。

選択肢2. ジャーメイン( Germain, C. )は、ソーシャルワークを本質的な観点から検討し、ソーシャルワークの活動を三つの機能に分類して定義化を試みた。

誤。

ベームは、ソーシャルワークを本質的な観点から検討し、ソーシャルワークの活動を3つの機能に分類して定義化を試みました。

選択肢3. シュワルツ( Schwartz, W. )は、個人と社会の関係は共生的な相互依存関係であるとし、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視する相互作用モデルを展開した。

正。

シュワルツは、個人と社会の関係は共生的な相互依存関係であるとし、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視する相互作用モデルを展開しました。

選択肢4. ゴールドシュタイン( Goldstein, H. )は、価値の体系、知識の体系および多様な介入方法の3要素に基づくソーシャルワーク実践の共通基盤を提唱した。

誤。

バートレットは、価値の体系、知識の体系および多様な介入方法の3要素に基づくソーシャルワーク実践の共通基盤を提唱しました。

選択肢5. バートレット( Bartlett, H. )は、システム理論を指向した一元的アプローチを展開し、後に認知的 - 人間性尊重アプローチを展開した。

誤。

ゴールドシュタインは、システム理論を指向した一元的アプローチを展開しました。

参考になった数104

02

過去問でも取り上げられていますが、

一部、丸暗記では解けない内容も含まれた難しい問題です。

選択肢1. ベーム( Boehm, W. )は、人間と環境の交互作用を基本視点とした生態学的アプローチを展開した。

× ジャーメインの説明です。

1980年代にギッターマンと生活モデルを基盤とした

ソーシャルワークを提唱しました。

選択肢2. ジャーメイン( Germain, C. )は、ソーシャルワークを本質的な観点から検討し、ソーシャルワークの活動を三つの機能に分類して定義化を試みた。

× ベームの説明です。

選択肢3. シュワルツ( Schwartz, W. )は、個人と社会の関係は共生的な相互依存関係であるとし、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視する相互作用モデルを展開した。

〇 正しいです。

相互作用モデルというグループワーク論で知られています。

選択肢4. ゴールドシュタイン( Goldstein, H. )は、価値の体系、知識の体系および多様な介入方法の3要素に基づくソーシャルワーク実践の共通基盤を提唱した。

× バートレットの説明です。

倫理、知識、介入の3要素がポイントになります。

選択肢5. バートレット( Bartlett, H. )は、システム理論を指向した一元的アプローチを展開し、後に認知的 - 人間性尊重アプローチを展開した。

× ゴールドシュタインの説明になります。

参考になった数27

03

正解は「シュワルツ( Schwartz, W. )は、個人と社会の関係は共生的な相互依存関係であるとし、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視する相互作用モデルを展開した。」です。

選択肢1. ベーム( Boehm, W. )は、人間と環境の交互作用を基本視点とした生態学的アプローチを展開した。

不適切です。

選択肢内で書かれている「生活モデル」を提唱したのはジャーメインです。

選択肢2. ジャーメイン( Germain, C. )は、ソーシャルワークを本質的な観点から検討し、ソーシャルワークの活動を三つの機能に分類して定義化を試みた。

不適切です。選択肢内で書かれている内容は、ベームによる実践です。

選択肢3. シュワルツ( Schwartz, W. )は、個人と社会の関係は共生的な相互依存関係であるとし、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視する相互作用モデルを展開した。

適切な内容です。

社会福祉援助技術における「波長あわせ」なども提唱しています。

選択肢4. ゴールドシュタイン( Goldstein, H. )は、価値の体系、知識の体系および多様な介入方法の3要素に基づくソーシャルワーク実践の共通基盤を提唱した。

不適切です。選択肢の内容はバートレットが提唱した内容です。

選択肢5. バートレット( Bartlett, H. )は、システム理論を指向した一元的アプローチを展開し、後に認知的 - 人間性尊重アプローチを展開した。

不適切です。選択肢の内容はゴールドシュタインが行った実践内容です。

参考になった数26