社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
相談援助の基盤と専門職 問94

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問題

社会福祉士試験 第32回(令和元年度) 相談援助の基盤と専門職 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

アドボカシーに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • ケースアドボカシーとは、クライエントと同じ状況に置かれている人たちの権利を守るために、新たな制度を開発する活動である。
  • コーズアドボカシーとは、クライエントの権利を守るために、法的な手段を用いる活動である。
  • セルフアドボカシーとは、クライエントが自らの権利を主張していく活動である。
  • シチズンアドボカシーとは、同じ課題を抱えるクライエントの代弁や制度の改善・開発を目指す活動である。
  • リーガルアドボカシーとは、一人のクライエントの安定した生活を復権させる活動である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤。
ケースアボドカシーとは、1人のクライエントの権利を守るための支援活動をさします。

2.誤。
コーズアドボカシーとは、クライエントと同じ状況に置かれている人たちの権利擁護活動をさします。
クラスアドボカシーとよばれることもあります。

3.正。
セルフアドボカシーとは、クライエントが自らの権利を主張していく権利活動をさします。

4.誤。
シチズンアドボカシーとは、当事者を含む市民が主体となって権利を主張していく活動をさします。

5.誤。
リーガルアドボカシーとは、弁護士等がクライエントとともに協力して権利擁護活動をすることをさします。

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02

1、不適切です。
ケースアドボカシーにおいてクライエントは集団ではなく個人や家族等であり、その人達の奪われている権利の復権や利益を守るための活動の事を言います。

2、不適切です。
コーズアドボカシーとは同じ状況に置かれている人が共通して持つニーズを満たすために必要な制度や資源を開発する活動の事を指します。

3、適切な内容です。
セルフアドボカシーは自分の権利を自分自身で主張する活動の事を指します。
クライエント自身が自分の有している力に気が付いていない事もあるため、支援者はクライエントが持つ力を発揮できるよう支援を行う事が求められます。

4、不適切です。
シチズンアドボカシーは市民が主体となって行う権利擁護活動の事を指します。

5、不適切です。
リーガルアドボカシーは、弁護士や法的な訓練を受けた人などが、法的な手段を用いてクライエントの権利や利益を守る活動の事を指します。

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03

アドボカシーは「権利擁護」と同意義として扱われる用語です。
本問では、アドボカシーの前に付いている英語の意味から、
推測すれば比較的容易に答えられる問題です。

1× コーズ(クラス)アドボカシーの内容です。

2× リーガルアドボカシーの内容です。

3〇 正しいです。

4× シチズンアドボカシーとはクライエントと
市民を主体とした権利擁護です。

5× ケースアドボカシーの説明です。

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