社会福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
相談援助の理論と方法 問113

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問題

社会福祉士試験 第33回(令和2年度) 相談援助の理論と方法 問113 (訂正依頼・報告はこちら)

グループワークに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • コイル( Coyle, G.)は、ミシガン学派に所属し、個人を望ましい方向に向けて治療する治療モデルを提唱した。
  • コノプカ( Konopka, G.)は、グループワークの14の原則を示し、治療教育的グループワークの発展に貢献した。
  • ヴィンター( Vinter, R.)は、ソーシャルワーカーの役割を、メンバーとグループの媒介者とし、相互作用モデルを提唱した。
  • トレッカー( Trecker, H.)は、セツルメントやYWCAの実践を基盤とし、グループワークの母と呼ばれた。
  • シュワルツ( Schwartz, W.)は、アメリカ・グループワーカー協会で採択された「グループワーカーの機能に関する定義」( 1949年)を起草した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

コノプカは、小集団が持つ治療的機能に着目し、治療教育的グループワークを開拓し、グループワークの基本原理を14原則に理論化しました。

各選択肢については以下のとおりです。

1→コイルは、ソーシャルワークにおけるグループワークの重要性を一番初めに提唱し、グループワークの母と呼ばれています。治療モデルは、ヴィンターが提唱しました。

3→ヴィンターは、治療モデルを提唱しました。相互作用モデルは、シュワルツが提唱しました。

4→トレッカーは、アメリカのグループワーク研究者で、青少年の育成などの領域で行なわれるグループワークの基礎を築き、日本のYMCAに影響を与えました。選択肢はコイルの説明です。

5→シュワルツは相互作用モデルを提唱しました。

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02

正解は2です。

1.「治療モデル」はヴェンダーが提唱しました。

2.適切です。

3.「相互作用モデル」を提唱したのは、シュワルツです。

4.「グループワークの母」といえば、コイルです。

5.グループワーク(集団援助技術)に関して、最初に定義したのはニューステッターです。

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03

1、不適切です。選択肢の内容はヴィンターが行った内容です。

2、適切な内容です。コノプカは小集団が持つ治療機能に着目し、治療教育的グループワークを発展させました。

3、不適切です。選択肢の内容はシュワルツが行った内容です。シュワルツは相互作用モデルの確立の他、媒介機能として「波長合わせ」なども提唱しています。

4、不適切です。選択肢の内容はコイルが行った内容です。

5、不適切です。グループワーカーの機能に関する定義は、集団援助技術の標準定義としてアメリカ・グループワーカー協会で採択されました。シュワルツはその後1960年~1970年代にそれらを基礎とし派生させた相互作用モデルを提唱しています。

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