社会福祉士の過去問 第34回(令和3年度) 地域福祉の理論と方法 問38
この過去問の解説 (3件)
正解は、4 です。
1 不適切です。ソーシャルキャピタルとは、公共的な資源のことではなく、住民同士の結びつきが活性化することにより社会の効率が高まるという考え方のことです。
2 不適切です。セルフヘルプグループは、同じ職種の専門職ではなく当事者で構成されています。
3 不適切です。ローカルガバナンスとは、記述内容のように垂直的な統治をすることではなく、住民やNPO法人などさまざまな人や機関が協働して統治する概念のことです。
4 適切です。地域福祉活動では、気軽に集うことができる場であることが重要です。
5 不適切です。ソーシャルサポートネットワークには、家族や友人などインフォーマルな社会資源も含みます。
正解は 4 です。
1 .ソーシャルキャピタル(社会関係資本)とは、人々の関係性や繋がりを資源とする考え方です。
2 .セルフヘルプグループとは、特定の体験を共有し 、その体験的知識から問題に対処します。例えば、アルコール依存症の自助グループなどです。
3 .ローカルガバナンスとは、多様な人々が関わって、地域の活性化に繋げるといった手法です。
4 .正解です。プラットフォームとは、住民や地域関係者、行政などがその都度集い、相談、協議し、学び合う場のことをいいます。
5 .ソーシャルサポートネットワークとは、家族や友人などによるインフォーマルサポートと公的機関や専門職によるフォーマルサポートに基づく援助関係のことです。
住み慣れた地域に住み続けるためには、地域の問題を地域住民が主体となって考え、解決していく事が重要となります。本設問は地域福祉における基本的な用語を問う問題となっています。
不適切です。ソーシャルキャピタル(社会関係資本)は物や人以外の人と人との協調を生み出すための活動の事を言います。
不適切です。セルフヘルプグループとは、同じ問題を持つ当事者同士の団体の事を言います。セルフヘルプグループの目的は、メンバー同士でお互いの力を活用して問題解決を図る力を得る事を目的としています。
不適切です。ローカルガバナンスとは地方自治の方法を、首長や議員だけでなく地域住民や専門機関など、その地域に属する様々な人たちと協働して決定する事を言います。
適切な内容です。プラットフォームとは、地域の福祉課題を解決するために地域の関係者などが集まり、学ぶ場の事などを言います。
不適切です。ソーシャルサポートネットワークとは、本人を取り巻く社会資源全てに関するネットワークの事を言います。専門職等に限定されたネットワークではありません。
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