社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
心理学理論と心理的支援 問2

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問題

社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 心理学理論と心理的支援 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、性格特性の5因子モデル(ビッグファイブ)の1つである外向性の特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • ささいなことで落ち込みやすい。
  • 新しいことに好奇心を持ちやすい。
  • 他者に対して親切である。
  • 他者との交流を好む。
  • 責任感があり勤勉である。

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この過去問の解説 (6件)

01

5つの要素とは「神経症傾向」「外向性」「経験の開放性」「協調性」「誠実性」です。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

「神経症傾向」にあたります。

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

「経験の開放性」にあたります。

選択肢3. 他者に対して親切である。

「協調性」にあたります。

選択肢4. 他者との交流を好む。

「外向性」にあたります。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

「誠実性」にあたります。

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02

本設問に登場する「性格特性の5因子モデル(ビッグファイブ)」とは、ゴールドバーグが提唱したパーソナリティに関する理論です。人の性格は五つの因子に大別され、それぞれの因子の強さが個人によって異なるため、性格に違いが出ると述べています。

ビッグファイブ理論において述べられている五つの因子とは、問題文に挙げられている「外向性」の他に「神経症的傾向」「開放性」「誠実性」「協調性」があります。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

✕ 選択肢の内容は「神経症的傾向」の説明となっています。

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

✕ 選択肢の内容は「開放性」の説明となっています。

選択肢3. 他者に対して親切である。

✕ 選択肢の内容は「協調性」の説明となっています。

選択肢4. 他者との交流を好む。

〇 適切な内容です。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

✕ 選択肢の内容は「誠実性」の説明となっています。

参考になった数36

03

正解は「他者との交流を好む。」です。

性格特性の5因子モデル(ビッグファイブ)とは、人の性格は「外向性」「誠実性」「調和性」「開放性」「神経質的傾向」5つの因子から成り立つ理論のことです。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

❌ 「神経質的傾向」です。

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

❌ 「開放性」です。

選択肢3. 他者に対して親切である。

❌ 「協調性」です。

選択肢4. 他者との交流を好む。

⭕️ 「外交性」の特徴です。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

❌ 「誠実性」です。

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04

5因子モデル(ビッグファイブ)のそれぞれの特徴を理解しておくことが一番ですが、共通科目の特に前半は暗記力が必要となる問題が多いため、全ての範囲を学習することは難しいです。

しかし、冷静に考えれば正解できる問題もあるため一つひとつを丁寧に対応していきましょう。

既に解説されている方々がビッグファイブの特徴を載せてくれているため、割愛します。

そして、こちらでは勉強範囲外という設定で解いてみます。

 

まず、外向性がある方の性格を想像して、それぞれの選択肢と照らし合わせてみましょう。

外向性がある=社交性があると考えて解いていきましょう。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

解答:

ささいなことで落ち込みやすいというのは繊細かつ神経質な性格であり、外向性(社交性)があるとは結び付かないため、不正解です。

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

解答:

新しいことに好奇心を持ちやすいというのは活動的ではありますが、新しいことが好き=外向性(社交性)があるとは結び付かないため、不正解です。

一瞬、悩みますが、そういうときは一度保留にしてほかの選択肢を見てみましょう。

選択肢3. 他者に対して親切である。

解答:

親切とは思いやりがある、優しい、寄り添えるといった側面がありますが、外向性(社交性)とは結び付かないため、不正解です。

選択肢4. 他者との交流を好む。

解答:

交流を好むことは、まさに社交的であるため、外向性の特徴として正解です。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

解答:

責任感があり、勤勉であることは真面目と言えますが、外向性(社交性)とは結び付かないため、不正解です。

まとめ

知らない言葉や専門用語が出るとパニックに陥り、普段なら難なく解ける問題も頭が真っ白になって正解を導き出すことができなくなってしまいます。

それが試験の怖さでもあります。

そのため、冷静にかつ丁寧に問題文を読むことが重要であり、試験に慣れるための練習が必要です。

過去問ドットコムを通して、様々な問題に触れていきましょう。

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05

正答:④

外向性の特徴は、社交的な要素を持つことです。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

解答:×

「神経症的傾向」に関する説明です。

 

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

解答:×

「開放性」に関する説明です。

選択肢3. 他者に対して親切である。

解答:×

「協調性」に関する説明です。

選択肢4. 他者との交流を好む。

解答:〇

社交的であることを示しているため、「外向性」に関する説明と解釈できます。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

解答:×

「誠実性」に関する説明です。

まとめ

性格特性の5因子モデル(ビッグファイブ)とは、人の性格は「外向性」「誠実性」「調和性」「神経質的傾向」の5因子から構成されているという考え方です。

5つの要素について、概要や事例を押さえておきましょう。

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06

ビッグファイブは、「開放性」「誠実性」「外向性」「協調性」「神経症的傾向」の5つを指します。それぞれの特徴をおさえておきましょう。

選択肢1. ささいなことで落ち込みやすい。

不適切です。記述内容は、「神経症的傾向」についてです。

選択肢2. 新しいことに好奇心を持ちやすい。

不適切です。記述内容は、「開放性」についてです。

選択肢3. 他者に対して親切である。

不適切です。記述内容は、「協調性」についてです。

選択肢4. 他者との交流を好む。

適切です。「外向性」の特徴です。

選択肢5. 責任感があり勤勉である。

不適切です。記述内容は、「誠実性」についてです。

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