社会福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 社会理論と社会システム 問4
この過去問の解説 (3件)
個人がたどる生涯の過程のうち、ライフステージ、ライフコース、ライフイベント、生活の質のそれぞれの正しい意味を把握しましょう。
生活時間とは、繰り返される労働、休養、休暇がどのように配分されているかを見る概念です。
ライフステージとは、出生から死に至るまでの一生涯の各段階を表す概念です。
生活の質とは、生活主体の主観的状態に注目して多面的、多角的に生活の豊かさを評価する概念です。
家族周期とは、結婚、出産、配偶者の死亡などのライフイベントの時間的な展開を表す概念です。
ライフスタイルとは、生活の様式、構造、価値観をとらえる概念です。
クライエントが望む生活を叶えるために働く事は、社会福祉士に課せられている大切な責務の一つです。クライエントの生活を守るためには、その概念を知る事も必要となります。
✕ 選択肢の内容は「ライフスタイル」の説明となっています。
✕ 選択肢の内容は「生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)」の説明となっています。
✕ 選択肢の内容は「生活時間」の説明となっています。
〇 適切な内容です。
✕ 選択肢の内容は「ライフステージ」の説明となっています。
正解は「家族周期とは、結婚、子どもの出生、配偶者の死亡といったライフイベントの時間的展開の規則性を説明する概念である。」です。
生活を捉える概念には似ている用語がありますが、それぞれ意味と併せて覚えましょう。
❌ 生活時間とは、「時間的周期で繰り返される労働、休養、休暇がどのように配分されているかに注目する概念」です。
「個々人の人生の横断面に見られる生活の様式や構造、価値観を捉える概念」はライフスタイルです。
❌ ライフステージは、「出生から死に至るまでの人の生涯の諸段階」です。
「生活主体の主観的状態に注目し、多面的、多角的に生活の豊かさを評価しようとする概念」は生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)です。
❌ 生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)は「生活主体の主観的状態に注目し、多面的、多角的に生活の豊かさを評価しようとする概念」です。
「時間的周期で繰り返される労働、休養、休暇がどのように配分されているかに注目する概念」は生活時間です。
⭕️ 家族周期の適切な説明です。
❌ ライフスタイルは、「個々人の人生の横断面に見られる生活の様式や構造、価値観を捉える概念」です。
「出生から死に至るまでの人の生涯の諸段階」はライフステージです。
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