社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
福祉行財政と福祉計画 問1

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問題

社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 福祉行財政と福祉計画 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、厚生労働省に設置されているものについて、正しいものを1つ選びなさい。
  • 子ども・子育て会議
  • 障害者政策委員会
  • 中央防災会議
  • 孤独・孤立対策推進会議
  • 社会保障審議会

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この過去問の解説 (3件)

01

厚生労働省は主に子どもから高齢者までの医療・保健・福祉の施策を管轄します。内閣府では省庁がまたがって総合的に取り組む必要がある施策を取りまとめる役割を担っています。

選択肢1. 子ども・子育て会議

子ども・子育て会議は内閣府に設置されています。

選択肢2. 障害者政策委員会

障害者政策委員会は内閣府に設置されています。

選択肢3. 中央防災会議

中央防災会議は内閣府に設置されています。

選択肢4. 孤独・孤立対策推進会議

孤独・孤立対策推進会議は内閣府に設置されています。

選択肢5. 社会保障審議会

社会保障審議会は厚生労働省に設置されています。

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02

各選択肢に示されている機関がどのようなものか、一通り確認しておきましょう。

選択肢1. 子ども・子育て会議

正しくありません。子ども・子育て会議は、内閣府に設置されています。子ども・子育て支援法または他の法律によりその権限に属させられた事項を処理するほか、内閣総理大臣の諮問に応じ、子ども・子育て支援法の施行に関する重要事項を調査審議する機関とされています。

選択肢2. 障害者政策委員会

正しくありません。障害者政策委員会は、内閣府に設置されています。障害者基本計画の策定または変更に当たって調査審議や意見具申を行い、計画の実施状況について監視・勧告を行うための機関とされています。

選択肢3. 中央防災会議

正しくありません。中央防災会議は、内閣府に設置されています。防災基本計画を作成し、その実施を推進すること、内閣総理大臣・防災担当大臣の諮問に応じて防災に関する重要事項を審議することなどが主な役割とされています。

選択肢4. 孤独・孤立対策推進会議

正しくありません。孤独・孤立対策推進会議は、社会的不安に寄り添い、深刻化する社会的な孤独・孤立の問題について、政府全体として総合的かつ効果的な対策を検討・推進するため、孤独・孤立対策推進会議が開催されています。こうした活動等を踏まえ、孤独・孤立対策推進法が成立しました(2023年公布、2024年4月施行)。

孤独・孤立対策推進法では、内閣府の特別機関として、重点計画の作成などを担う、孤独・孤立対策推進本部が置かれることになります。

選択肢5. 社会保障審議会

正しいです。社会保障審議会は、厚生労働省に設置されています。社会保障制度横断的な基本事項などを調査審議する機関です。

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03

本設問に登場する会議や委員会は、設置の根拠となる法律があり、それを併せて覚えておくと解答に結びつける事が出来ます。

選択肢1. 子ども・子育て会議

✕ 子ども・子育て会議は、子ども・子育て支援法に基づき、2013年から内閣府に設置されています。

選択肢2. 障害者政策委員会

✕ 障害者政策委員会は、障害者基本法に基づき、2011年から内閣府に設置されています。

選択肢3. 中央防災会議

✕ 中央防災会議は、災害対策基本法に基づき内閣府に設置されています。

選択肢4. 孤独・孤立対策推進会議

✕ 孤独・孤立対策推進会議は、内閣府に設置されています。

選択肢5. 社会保障審議会

〇 選択肢の通りです。社会保障審議会は厚生労働省に設置されており、社会保障や人口問題などについての調査・審議などが行われています。

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