社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
社会調査の基礎 問6
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問題
社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 社会調査の基礎 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
参与観察に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
- 調査中に対象者が意識しないように、調査終了後に観察していたことを伝える。
- 観察の記録は、現地で見聞きしたことについて、網羅的に記すことが原則である。
- 観察を通して現地で得た聞き取りの録音データの文字起こし作業に当たっては、録音データの中から調査者が気になった部分や必要だと思う部分を抽出し、要約する作業を最初に行う。
- 現地で記録したメモは、できるだけ早く観察ノートに記録する。
- 観察ノートを整理する際は、調査者の感想を記さないように留意する。
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この過去問の解説 (4件)
01
参与観察とは社会調査の一つで、調査者自身が調査対象の社会、集団の中に入り調査する方法です。
終了後ではなく、事前に観察することを伝えておくことが必要です。
観察の記録は現地で見聞きしたことをできるだけ網羅的に記すようにします。
文字起こし作業は、全てそのまま書き起こします。最初から要約すると、大切な情報が抜け落ちてしまう可能性があります。
現地で記録したメモはできるだけ早く観察ノートに記録する必要があります。
観察ノートを整理する際は、調査者の感想も記します。主観的なものも分析する際には役立つことがあるからです。
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02
参与観察とは、定性的な社会調査法のひとつとされ、研究対象となる社会に、数か月から数年に渡って滞在しフィールドワークを行う方法です。参与観察のメリット、デメリット、注意点など学習しておきましょう。
適切ではありません。参与観察は定型的な方法が確立されているとはいえない状況ですが、事前に対象者に同意を得ておくことが一般的です。
適切です。網羅的に記録することによって、問題の発見、問題の特質を浮き彫りにします。
適切ではありません。参与観察は定型的な方法が確立されているとはいえない状況ですが、一般に録音データの抽出・要約は最初にする作業ではありません。
適切です。参与観察は定型的な方法が確立されているとはいえない状況ですが、一般に現地で記録したメモは、できるだけ早く観察ノートに記録することは重要です。
適切ではありません。観察ノートを整理する際は、調査者の感想・主観が、問題の特質を浮き彫りにすることに役立つこともあるので、事象と感想の区別がつくように記載するのが一般的です。
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03
正解は「観察の記録は、現地で見聞きしたことについて、網羅的に記すことが原則である。」と「現地で記録したメモは、できるだけ早く観察ノートに記録する。」です。
参与観察とは、観察者自身が観察対象者の生活や業務に参加し、行動を共にしながら行う調査のことです。目的や観察方法について確認しておきましょう。
❌ 調査開始前に観察することを伝える必要があります。そのため、対象者が意識してしまう点は参与観察のデメリットと言えます。
⭕️ 観察記録の適切な説明です。
❌ 観察を通して現地で得た聞き取りの録音データの文字起こし作業に当たっては、録音データを全て書き起こす作業を最初に行います。
⭕️ 現地で記録したメモは、できるだけ早く観察ノートに記録します。
❌ 観察ノートを整理する際は、調査者の感想を記す必要があります。
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04
参与観察について、方法や注意点について確認していきます。
不正解です。
参与観察では、対象者の協力が必要なため、事前に観察することを伝えます。
正解です。
選択肢の説明文の通りです。
不正解です。
録音データの文字起こし作業に当たっては、まずはありのままを文字に起こし、要約作業はその次に取り掛かります。
正解です。
選択肢の説明文の通りです。
不正解です。
観察では、観察者の感想等の主観も含めて記録を残します。
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