社会福祉士の過去問 第35回(令和4年度) 相談援助の理論と方法 問4
この過去問の解説 (4件)
ソーシャルワークにおける、インテーク、アセスメント、プランニングなどの展開内容について整理しておきましよう。
アセスメントと相談援助の実施をつなぐ作業です。
長期目標は、将来的なビジョンを示すものとして設定します。
要望を伺ったうえで必要と思われる範囲で計画を立てます。
サービス受給要件を満たしているかを確認する作業は当初のインテークで実施すべきものです。
クライエントの課題解決能力の範囲内で課題に挑戦すべきものを策定します。
相談援助においては、通常、①インテーク、②アセスメント、③プランニング、④インターベンション、⑤モニタリング、⑥エバリュエーション、⑦ターミネーションという過程をたどります。各段階において何を注意して行わなければならないか、学習するようにしましょう。
適切です。記述の通りです。プランニングとは、クライエントも問題解決のため目標を設定し、援助計画を立てることです。
適切ではありません。短期目標は、近いうちに達成しようとする目標です。記述は長期目標の説明です。プランニングにおいては、長期目標と短期目標を設定します。
適切ではありません。家族の要望も計画作成のために聞き取りをする事項かと考えますが、あくまで支援計画はクライエント本人の希望をもとに作成されるべきです。
適切ではありません。「生活状況などについて情報収集し、サービス受給要件を満たしているかを確認すること」はプランニング以前に行われる事項です。
適切ではありません。プランニングはあくまで「クライエントの問題を解決するため」の目標を設定します。「課題解決能力を超えた課題に挑戦」することは求められません。
相談援助の過程におけるプランニングや、その他の段階における各選択肢の記述について、それぞれ確認していきます。
正解です。
プランニングに関する説明として適切です。
不正解です。
将来的なビジョンを示すものとして設定するのは、長期目標です。
不正解です。
家族の要望についても聞き取りをすることはありますが、優先するべきは本人の意見や要望です。
不正解です。
サービス受給要件を満たしているかどうかの確認は、プランニングの前段階のインテークにて行います。
不正解です。
クライエントの課題解決能力の範囲内でプランニングを行います。
正解は「アセスメントと相談援助の実施をつなぐ作業である。」です。
相談援助の過程は以下のような順序であり、その内容も併せて確認しておきましょう。
- ①受理面接(インテーク)
- ②事前評価(アセスメント)
- ③支援計画(プランニング)
- ④支援実施(インターベンション)
- ⑤経過観察(モニタリング)、評価(エバリュエーション)
- ⑥終結(ターミネーション)
- ⑦アフターケア
⭕️ 支援計画(プランニング)の適切な説明です。
❌ 短期目標は、比較的すぐに達成できる目標です。将来的なビジョンを示すものとして設定するのは長期目標です。
❌ 支援計画(プランニング)においては、家族の要望より本人の意思を積極的に取り入れます。
❌ 生活状況などについて情報収集し、サービス受給要件を満たしているかを確認するのは、受理面接(インテーク)です。
❌ クライエントの課題解決能力を超えない範囲で、課題解決のための支援計画(プランニング)を行います。
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