社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
相談援助の理論と方法 問6
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問題
社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 相談援助の理論と方法 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
相談援助の過程における終結に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ソーシャルワーカーが、アセスメントを行い判断する。
- 残された問題や今後起こり得る問題を整理し、解決方法を話し合う。
- クライエントのアンビバレントな感情のうち、肯定的な感情に焦点を当てる。
- クライエントは、そのサービスを再利用しないことを意味する。
- 問題解決の過程におけるソーシャルワーカーの努力を振り返る。
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この過去問の解説 (3件)
01
支援の終結はソーシャルワーカーとクライエントの双方でなされてきた努力の成果について両者が共に振り返り、互いの同意のもとに支援関係を解消し、クライエントの成長を促す段階となります。
終結の判断はソーシャルワーカーのみでなく、クライエントと双方で行われます。
援助の終結にあたっては当初、どのような生活課題が存在し、ソーシャルワーカーとクライエントの取り組みがどのように生活課題を変化させたか、あるいは変化させなかったかを振り返ることが重要となります。
ソーシャルワーカーはクライエントのニーズが取り組みによってどの程度充足されたか確認することが必要です。
支援の終結後においても生活の変化に応じて再支援を行うこともあります。
ソーシャルワーカーとクライエント双方の努力を振り返る必要があります。
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02
相談援助においては、通常、①インテーク、②アセスメント、③プランニング、④インターベンション、⑤モニタリング、⑥エバリュエーション、⑦ターミネーション(終結)という過程をたどります。各段階において何を注意して行わなければならないか、学習するようにしましょう。
適切ではありません。援助関係の終結はソーシャルワーカーだけが判断するものではありません。クライエントと援助者双方で共通認識が必要です。
適切です。記述の通りです。援助の終結は、クライエントの問題が必ずしもすべて解決しない場合でも行われます。クライエントの問題解決能力の向上によって自身で解決が可能と判断される場合などです。
適切ではありません。終結にあたる振り返りの際には、否定的は感情にも目を向けなければなりません。
適切ではありません。援助の終結とは、そのサービスを再利用しないことを意味するものではありません。クライエントが不安を抱かないよう、再利用などの情報を伝えておくことは重要だと考えます。
適切ではありません。終結におけるソーシャルワーカーの振り返りは、その努力ではなく、支援の客観的な妥当性や適切さに焦点があてられるべきです。
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03
相談援助の過程における終結における判断においては、その評価や今後の課題整理、振り返りなどを行う必要があるので整理しておきましょう。
終結の判断は、ソーシャルワーカーが利用者と一緒に設定した課題について、達成度を評価して行います。
終結の際には、残された問題や今後起こりうる問題を整理し話し合います。
終結では、クライエントのアンビバレントな感情のうち、肯定的な感情のほかに否定的な感情にも焦点を当てます。
終結は再利用しないことを意味しません。今後、何か問題があったら場合には、利用できます。
終結で振り返るのはソーシャルワーカーの努力でなく、クライエントの努力です。
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