社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
福祉サービスの組織と経営 問6
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問題
社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 福祉サービスの組織と経営 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
人材の確保や育成に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 360度評価(多面評価)とは、評価者である上司が、職員の能力や業績だけでなく、性格、志向、特技などを多面的に評価する手法を指す。
- 人事考課においては、ある対象を評価する際に、部分的で際立った特性が、全体の評価に及んでしまうハロー効果が起こることがある。
- OJT(On the Job Training)とは、日常の職務を離れて行う教育訓練方法のことを指す。
- 職員のキャリアや能力の開発を目的に人事異動を実施することは、望ましくないとされている。
- エルダー制度は、新入職員のセルフラーニングを通じた自己啓発の仕組みである。
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この過去問の解説 (3件)
01
人材の確保や育成に関して問われています。
360度評価(多面評価)とは、上司だけではなく、部下や同僚からのフィードバック、従業員自身の自己評価を収集します。
その通りです。
本項はOFF−JTの説明です。
職員のキャリアや能力の開発を目的に人事異動を実施することは、望ましいとされています。
本項はSDS(セルフ・ディベロップメント・システム)の説明です。
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02
人材の確保や育成に関する設問です。各選択肢に記載されているキーワードについて、正しく理解するようにしましょう。
適切ではありません。360度評価(多面評価)とは、上司だけでなく、同僚・部下・顧客など複数人が評価者となり行う評価手法をいいます。
適切です。記述の通りです。
適切ではありません。OJT(On the Job Training)とは、従業者が実際の職場で実務を学びながら業務に必要なスキル・知識を身に付ける教育訓練方法です。
適切ではありません。職員のキャリアや能力の開発を目的に人事異動を実施することは、一般的には、望ましくないとはされていません。それぞれの具体的な事情により異なるものと考えます。
適切ではありません。エルダー制度とは、OJTの一種で、新人職員に先輩職員1人を「エルダー」としてつけ、業務上の指導を行うものです。
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03
人材の確保や育成については、ハロー効果やOJT(On the Job Training)、360 度評価(多面評価)などの専門用語が使われますので、それぞれの意味を正確に把握しましょう。
360 度評価(多面評価)は、上司などだけではなく、同僚、関係者などが職員評価を行う方法です。
ハロー効果は、人に対してある面で好ましいと思うと、他の面でも同様に好ましく思えたりすることをいいます。
OJT(On the Job Training)は、日常の業務の中で指導や教育を行うことをいいます。
職員のキャリアや能力の開発を目的に人事異動を実施することをジョブ・ローテーションといいます。
エルダー制度のエルダーは先輩、年長者を意味します。先輩などが OJT によって新人職員を指導する方法です。
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