社会福祉士の過去問
第35回(令和4年度)
高齢者に対する支援と介護保険制度 問2
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
社会福祉士試験 第35回(令和4年度) 高齢者に対する支援と介護保険制度 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
日本の高齢者保健福祉施策の変遷に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 老人医療費支給制度による老人医療費の急増等に対応するため、1980年代に老人保健法が制定された。
- 人口の高齢化率が7%を超える状況を迎えた1990年代に高齢社会対策基本法が制定され、政府内に厚生労働大臣を会長とする高齢社会対策会議が設置された。
- 認知症高齢者の急増に対応してオレンジプラン(認知症施策推進5か年計画)が1990年代に策定され、その計画推進を目的の一つとして介護保険法が制定された。
- 住まいと介護の双方のニーズを有する高齢者の増加に対応するため、2000年代の老人福祉法の改正によって軽費老人ホームが創設された。
- 高齢者の医療の確保に関する法律による第3期医療費適正化計画では、2010年代から2020年代の取組の一つとして、寝たきり老人ゼロ作戦が初めて示された。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
この問題を解くには高齢者福祉の主な流れについて把握しておく必要があります。
その通りです。
人口の高齢化率が7%を超えたのは1970年となります。
オレンジプランが策定されたのは2012年です。
軽費老人ホームは1963年制定の老人福祉法にて創設されました。
1989年のゴールドプランにて「寝たきり老人ゼロ作戦」が初めて示されています。
参考になった数45
この解説の修正を提案する
02
日本の高齢者保健福祉施策の変遷について問う設問です。近年においても政策の変更が行われている分野なので、近年の改正情報についても注意が必要です。
正しいです。記述の通りです。1983年(昭和58年)に施行された老人保健法により、老人医療費無料化が廃止されました。ちなみに、1973年(昭和48年)に施行された改正老人福祉法により、老人医療費の無料化が行われていました。
正しくありません。人口の高齢化率が7%を超える状況を迎えたのは、1970年(昭和45年)です。
正しくありません。認知症高齢者の急増に対応したオレンジプラン(認知症施策推進5か年計画)が始まったのは2012年(平成24年)です。
正しくありません。1963年(昭和38年)に老人福祉法が施行され、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホームが規定されました。
正しくありません。「寝たきり老人ゼロ作戦が初めて示された」のは、1989年に策定された「高齢者保健福祉推進10か年戦略」、通称:ゴールドプランにおいてです。
参考になった数27
この解説の修正を提案する
03
日本の高齢者保健福祉施策の変遷について、年次ごとの主な法令、施策、プランなどについて整理しておきましょう。
1982 (昭和 57)年の老人保健法制定で、老人医療費の一部負担が成立しました。
日本の高齢化率が7%を超えたのは、1970(昭和 45)年です。
オレンジプラン(認知症施策推進5か年計画)が策定されたのは、2012(平成 24)年です。
軽費老人ホームが創設されたのは、1963(昭和 38)年の老人福祉法制定時時です。
寝たきり老人ゼロ作戦が初めて示されたのは、1989(平成元)年です。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問1)へ
第35回(令和4年度)問題一覧
次の問題(問3)へ