社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問1 (人体の構造と機能及び疾病 問1)

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問1(人体の構造と機能及び疾病 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

成熟時の発達を100%としたスキャモン(Scammon, R.)の臓器別発育曲線に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 25歳を100%として表している図である。
  • 身長など一般型はS字型カーブを示す。
  • リンパ型は12歳頃に約90%となる。
  • 神経型は12歳頃に最も発達する。
  • 生殖型は12歳頃に70%となる。

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この過去問の解説 (2件)

01

成熟時の発達を100%としたスキャモン(Scammon, R.)の臓器別発育曲線は、主な年齢の成長度について正確に記憶しておきましょう。

選択肢1. 25歳を100%として表している図である。

スキャモンの発育曲線(臓器別発育曲線)は、身体の成長を一般型、神経型、リンパ型、生殖器型の4つに分けて表しています。成長を0〜20歳まで示し、20歳を100%としています。

選択肢2. 身長など一般型はS字型カーブを示す。

一般型は、身長や体重が幼児期と思春期に大きく成長し、S字型のカーブを描きます。

選択肢3. リンパ型は12歳頃に約90%となる。

リンパ型は12歳頃に200%に達しますが、その後は減少していきます。

選択肢4. 神経型は12歳頃に最も発達する。

神経型は出生直後から急速に発達し、6歳頃には成人の90%に達します。

選択肢5. 生殖型は12歳頃に70%となる。

生殖器型は思春期に100%に達しますが、12歳頃では50%にも達していません。

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02

人体に関する知識を問う問題です。

発育・発達曲線のグラフを何度も見返して、正しく把握して臨みましょう。

選択肢1. 25歳を100%として表している図である。

×

20歳を100%としています。

選択肢2. 身長など一般型はS字型カーブを示す。

身長は6歳ぐらいまでに急速に成長していく時期と、13歳前後の第二次性徴(思春期)に急激に成長する時期があり、S字型の曲線を描きます。

選択肢3. リンパ型は12歳頃に約90%となる。

×

リンパ方は12歳頃に約180%となります。

選択肢4. 神経型は12歳頃に最も発達する。

×

神経型は4~5歳に急激に成長し、約80%まで発達します。

選択肢5. 生殖型は12歳頃に70%となる。

×

生殖型が70%になるのは17歳頃になります。

12歳頃は10%であり、成長が最も遅いです。

まとめ

グラフの上限は100%ではなく、200%のため、グラフを抽象的に捉えず、縦の値と横の値まで確認しておくことが理想です。

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