社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問6 (人体の構造と機能及び疾病 問6)

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問6(人体の構造と機能及び疾病 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM−5)において、発達障害に当たる「神経発達症群/神経発達障害群」に分類されるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
  • 神経性無食欲症
  • 統合失調症
  • パニック障害
  • 適応障害
  • 注意欠如・多動症(ADHD)

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この過去問の解説 (2件)

01

精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM−5)には、精神疾患の診断名とその診断基準が記載されており、世界共通の診断基準となっています。主な疾患について整理しておきましょう。

選択肢1. 神経性無食欲症

神経性無食欲症は、「食行動障害および摂食障害群」に分類されています。

選択肢2. 統合失調症

統合失調症は、「統合失調症スペクトラムおよび他の精神病性障害群」に分類されています。

選択肢3. パニック障害

パニック障害は「不安症群」に含まれています。

選択肢4. 適応障害

適応障害は、「心的外傷およびストレス因関連症候群」に分類されています。

選択肢5. 注意欠如・多動症(ADHD)

注意欠如・多動症(ADHD)は「神経発達症群」に含まれています。

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02

神経発達症群/神経発達障害群とは、生まれつきの脳の一部の機能障害とされており、日常生活や学習、仕事などにおいて支障をきたす障害です。

 

選択肢1. 神経性無食欲症

×

神経性無食欲症(神経性やせ症)は、摂食または摂食に関係した行動の障害であるため、摂食障害です。

選択肢2. 統合失調症

×

統合失調症は、思春期から30歳頃にかけて発症し、思考や感情、行動などの能力が低下するなど、思考障害や行動障害が生じた状態です。

選択肢3. パニック障害

×

パニック障害は、突然、理由もなく恐怖や不快感が高まり、動悸や呼吸困難などのパニック発作が起こり、何度も繰り返される状態です。

選択肢4. 適応障害

×

適応障害はストレスが原因となり、不安感や抑うつ気分、不登校・出勤拒否など、さまざまな症状が現れ、日常生活や社会生活に支障をきたす状態です。

選択肢5. 注意欠如・多動症(ADHD)

注意欠如・多動症(ADHD)は、年齢や発達水準に釣り合わない注意力や、じっとしていられない、落ち着きがないなどの衝動性・多動性が特徴な行動の障害であり、日常生活に困難が起こっている状態です。

12歳までに発症する障害であり、男児に多くみられます。

まとめ

発達障害という点が大きなヒントとなります。

問題文をシンプルに読み取り、必ずヒントとなるキーワードを見つけましょう。

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