社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
現代社会と福祉 問3

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 現代社会と福祉 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

日本の貧困に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

(注)ここでいう「貧困率」とは、等価可処分所得が中央値の半分に満たない世帯員の割合(相対的貧困率)を指す。
  • 日本の2010年代における「貧困率」は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均を大きく下回っている。
  • 「2019年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)によれば、子どもがいる現役世帯の世帯員の「貧困率」は、「大人が二人以上」の世帯員よりも「大人が一人」の世帯員の方が高い。
  • 「2019年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)によれば、子どもの「貧困率」は10%を下回っている。
  • 「平成29年版厚生労働白書」によれば、高齢者の「貧困率」は、子どもの「貧困率」に比べて低い。
  • 2018年(平成30年)の時点で、生活保護世帯に属する子どもの大学進学率は60%を超えている。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

「貧困率」の定義と、貧困率にかかわる主な割合の数字を整理しておきましょう。

選択肢1. 日本の2010年代における「貧困率」は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均を大きく下回っている。

日本の相対的貧困率はOECDの中で高い水準にあります。

選択肢2. 「2019年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)によれば、子どもがいる現役世帯の世帯員の「貧困率」は、「大人が二人以上」の世帯員よりも「大人が一人」の世帯員の方が高い。

子どものいる世帯では、「大人が2人以上」の場合は約10%、「大人が1人」の場合は約50%と、貧困率が大きく異なります。

選択肢3. 「2019年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)によれば、子どもの「貧困率」は10%を下回っている。

子どもの相対的貧困率は約15%です。

選択肢4. 「平成29年版厚生労働白書」によれば、高齢者の「貧困率」は、子どもの「貧困率」に比べて低い。

高齢者の相対的貧困率は約20%です

選択肢5. 2018年(平成30年)の時点で、生活保護世帯に属する子どもの大学進学率は60%を超えている。

生活保護世帯に属する子どもの大学進学率は約40%です。

参考になった数28