社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
社会調査の基礎 問2

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 社会調査の基礎 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

社会調査における倫理に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 社会調査の対象者の抽出では、住民基本台帳から制約なく個人情報を閲覧できる。
  • 調査の協力は自由意志であるので、対象者への調査に関する説明は不要である。
  • 社会調査では、対象者に調査協力の謝礼を渡すことが不可欠である。
  • 調査前に対象者の協力同意書があっても、調査の途中又は調査後の対象者からのデータ削除要請に応じることが求められる。
  • 仮説に反した調査結果が出た場合、調査結果の公表を差し控える必要がある。

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この過去問の解説 (1件)

01

社会調査における倫理について具体例を整理しておきましょう。

 

選択肢1. 社会調査の対象者の抽出では、住民基本台帳から制約なく個人情報を閲覧できる。

個人情報は一定の手続きで選挙人名簿や住民基本台帳から得られることがありますが、いくつかの項目には制限があります。

選択肢2. 調査の協力は自由意志であるので、対象者への調査に関する説明は不要である。

調査の協力は自由意志であるべきですが、調査対象者には調査の目的を示し、協力を依頼することが必要です。

選択肢3. 社会調査では、対象者に調査協力の謝礼を渡すことが不可欠である。

社会調査では、対象者に謝礼を渡すこともありますが、必須ではありません。

選択肢4. 調査前に対象者の協力同意書があっても、調査の途中又は調査後の対象者からのデータ削除要請に応じることが求められる。

調査対象者から削除依頼があった場合には、その希望を尊重し、データを削除しなければなりません。

選択肢5. 仮説に反した調査結果が出た場合、調査結果の公表を差し控える必要がある。

データが仮説と異なっていても、結果を公表することは重要です。

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