社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の理論と方法 問5

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の理論と方法 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、乳児院のG家庭支援専門相談員(社会福祉士)が活用するアセスメントツールに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
一人暮らしのHさんは、慢性疾患による入退院を繰り返しながら出産したが、直後に長期の入院治療が必要となり、息子は乳児院に入所となった。Hさんは2か月前に退院し、職場にも復帰したので、息子と一緒に暮らしたいとGに相談した。ただ、「職場の同僚ともうまくいかず、助けてくれる人もいないので、一人で不安だ」とも話した。そこでGは、引き取りに向けて支援するため、アセスメントツールを活用することにした。
  • 同僚との関係を整理するために、ジェノグラムを作成する。
  • 息子の発育状況を整理するために、エコマップを作成する。
  • 周囲からのサポートを整理するために、エコマップを作成する。
  • 自宅周辺の生活環境を整理するために、ソシオグラムを作成する。
  • Hさんの病状を整理するために、ソシオグラムを作成する。

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この過去問の解説 (1件)

01

社会福祉士が活用する、さまざまなアセスメントツールを使う対象や目的、ツールの特徴を整理しておきましょう。

選択肢1. 同僚との関係を整理するために、ジェノグラムを作成する。

ジェノグラムは、家族関係や世代を図示するツールで、同僚との関係整理にはソシオグラムが適しています。

選択肢2. 息子の発育状況を整理するために、エコマップを作成する。

エコマップはクライエントの社会環境や人間関係を示すツールであり、発育状況の整理には使いません。

選択肢3. 周囲からのサポートを整理するために、エコマップを作成する。

エコマップによりクライエントを取り巻く人間関係や社会環境が視覚的に把握できます。

選択肢4. 自宅周辺の生活環境を整理するために、ソシオグラムを作成する。

ソシオグラムはクライエントの人間関係を矢印で示し、関係性を整理します。生活環境の整理にはエコマップが適しています。

選択肢5. Hさんの病状を整理するために、ソシオグラムを作成する。

ソシオグラムでは人間関係は把握できますが、病状の整理はできません。

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