社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問103 (相談援助の理論と方法 問6)
問題文
ソーシャルワークのプランニングにおける、目標の設定とクライエントの意欲に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問103(相談援助の理論と方法 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
ソーシャルワークのプランニングにおける、目標の設定とクライエントの意欲に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ソーシャルワーカーが、独自の判断で高い目標を設定すると、クライエントの意欲は高まる。
- クライエントが自分でもできそうだと思う目標を段階的に設定すると、クライエントの意欲は低下する。
- クライエントが具体的に何をすべきかがわかる目標を設定すると、クライエントの意欲が高まる。
- クライエントにとって興味がある目標を設定すると、クライエントの意欲は低下する。
- 最終的に実現したい生活像とは切り離して目標を設定すると、クライエントの意欲が高まる。
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この過去問の解説 (3件)
01
プランニングの手法について、その目標の設定方法と目標に基づくクライエントの意欲の高め方などについて整理しておきましょう。
目標設定はクライエントと協議しながら行います。
段階的に小さな目標を設定するシェーピング法が重要で、努力すれば達成可能な目標にすることが大切です。
クライエントがすべきことが具体的にわかる目標設定は、主体的行動を促します。
クライエントが興味を持つ目標を設定すると意欲が高まります。
最終的に望む生活に向けた目標は意欲を向上させます。
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02
ソーシャルワークの展開過程にはいくつかの段階がありますが、今回はそのうちの一つである「プランニング」について触れています。プランニングの段階では、クライエント自身の課題を解決するための目標を設定し、それを達成するための計画を立てる事となります。
✕ 目標の設定はクライエントが主体となって考えて行う事で、クライエントの意欲が高まります。ソーシャルワーカーは独自の判断で目標設定を行うのではなく、クライエントが主体となって目標を立てられるよう支援する必要があります。
✕ 到達不可能な目標を設定すると、クライエントの意欲は低下します。最終目標に辿り着くまでに、できそうだと思う目標を段階的に設定する事で、クライエントの意欲は上昇します。
〇 選択肢の通りです。目標を達成するために何を努力したら良いか分からなければ、クライエントは行動する意欲を失ってしまいます。具体的に目標設定する事で、その目標を達成するために必要な行動が分かるため、クライエントの意欲向上に繋がります。
✕ クライエントの興味がある目標であれば、それを達成するための行動にも興味がわきやすくなると考えらえれ、クライエントの意欲は上昇すると考えられます。
✕ クライエント自身が実現したい生活像と目標を関連付けて考えられれば、より具体的に目標達成後の姿が想像できるため、クライエントの意欲は高まります。
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03
目標設定とクライエントの意欲に関する問題です。
×
クライエントの参加を得ながらアセスメントに基づいて援助計画を立案し、援助計画の内容についてはクライエントの合意を得てプランニングします。
×
達成可能なレベルで援助目標を段階的に設定することで、クライエントが達成可能だと感じる効果があります。
〇
具体的な目標設定は、クライエントが自分の行動を明確に理解し、主体的に取り組みやすくなります。
×
クライエントが興味を持つ目標は、意欲を高めます。
×
最終的な生活像と切り離した目標設定は、クライエントの意欲を低下させる可能性があります。
個別援助計画作成のポイントを整理しておきましょう。
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