社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問104 (相談援助の理論と方法 問7)
問題文
次の事例は、在宅療養支援におけるモニタリングの段階に関するものである。この段階におけるJ医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
Kさん(60歳)は、呼吸器機能に障害があり病院に入院していたが、退院後には自宅で在宅酸素療法を行うことになった。Kさんとその夫は、在宅療養支援診療所のJと話し合いながら、訪問診療、訪問看護、訪問介護等を導入して自宅療養体制を整えた。療養開始後1か月が経ち、Jはモニタリングを行うことにした。
〔事例〕
Kさん(60歳)は、呼吸器機能に障害があり病院に入院していたが、退院後には自宅で在宅酸素療法を行うことになった。Kさんとその夫は、在宅療養支援診療所のJと話し合いながら、訪問診療、訪問看護、訪問介護等を導入して自宅療養体制を整えた。療養開始後1か月が経ち、Jはモニタリングを行うことにした。
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問題
社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問104(相談援助の理論と方法 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例は、在宅療養支援におけるモニタリングの段階に関するものである。この段階におけるJ医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
Kさん(60歳)は、呼吸器機能に障害があり病院に入院していたが、退院後には自宅で在宅酸素療法を行うことになった。Kさんとその夫は、在宅療養支援診療所のJと話し合いながら、訪問診療、訪問看護、訪問介護等を導入して自宅療養体制を整えた。療養開始後1か月が経ち、Jはモニタリングを行うことにした。
〔事例〕
Kさん(60歳)は、呼吸器機能に障害があり病院に入院していたが、退院後には自宅で在宅酸素療法を行うことになった。Kさんとその夫は、在宅療養支援診療所のJと話し合いながら、訪問診療、訪問看護、訪問介護等を導入して自宅療養体制を整えた。療養開始後1か月が経ち、Jはモニタリングを行うことにした。
- Kさんに「自宅での療養で困っていることはありますか」と聞き、新たな要望やニーズの有無を確認する。
- Kさんの夫に「病気になる前はどのように暮らしていましたか」と聞き、Kさんの生活歴を確認する。
- 訪問介護員に「医療上、何かすべきことはありますか」と医療的ケアの課題を確認する。
- 主治医に「入院前の病状はいかがでしたか」と過去の治療状況を確認する。
- 訪問看護師に「サービス実施状況はどうですか」と経過や課題を確認する。
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この過去問の解説 (3件)
01
社会福祉士がクライエントに対して行う、アセスメントやモニタリングの実施時期やその内容について整理しておきましょう。
モニタリングは支援が計画通りに行われているかを確認し、必要なら再評価する過程で、要望やニーズの確認は重要です。
Kさんの生活歴の確認はアセスメントの段階です。
医療的ケアの課題確認もアセスメントに当たります。
過去の治療状況の確認はアセスメントの一部です。
サービス実施状況の確認はモニタリングの一部です。
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02
過去と比較すると入院期間は短縮傾向にあり、在宅へ戻る人が増えています。在宅生活を支えるために医療ソーシャルワーカーが活躍する場面も増えています。
〇 病院から自宅に戻り、環境が変わった事によって新たなニーズが発生している可能性があります。Kさん自身に質問し、ニーズキャッチを行う事は適切な支援と言えます。
✕ 発病前の生活歴は入院している際に確認する事です。現時点で行う事ではありません。
✕ 訪問介護員が行う仕事は「生活援助」と「身体支援」です。基本的に医療的ケアの実施は出来ませんので、医療的ケアの課題を確認する職種として適切ではありません。
✕ 入院前の病状確認も入院時に行う必要がある事であり、現時点で確認する内容としては不適切です。
〇 訪問看護師はクライエントの自宅に訪問し、医師の指示書に基づいた医療行為を実施する事が仕事となります。サービスの実施状況を確認する事で、医療面での課題を確認する事が出来るため、適切な支援内容です。
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03
療養開始後1か月の在宅療養支援におけるモニタリングで、社会福祉士が行う対応について適切な対応を選ぶ問題です。
〇
Kさんの現状や新たなニーズを把握することで、適切な支援を行うための情報を得ることができます。
モニタリングの目的は、クライエントの状態を把握し、必要に応じて支援を調整することです。
×
Kさんの生活歴を確認することは、背景を理解する上で重要ですが、療養開始後1か月のモニタリングでは、現在の状況やニーズに焦点を当てることが適切です。
×
医療的なケアの課題については訪問介護員よりも訪問看護師に確認する方が適しています。
×
療養開始後1か月のモニタリングでは、現在の状況やニーズに焦点を当てることが適切です。
〇
訪問看護師から経過や課題を確認することで、Kさんの在宅療養の状況を把握し、適切な支援が行えているか確認することができます。
モニタリングの時期に応じた、支援やサービス内容の確認事項を整理しておきましょう。
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