社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の理論と方法 問7

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の理論と方法 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例は、在宅療養支援におけるモニタリングの段階に関するものである。この段階におけるJ医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
Kさん(60歳)は、呼吸器機能に障害があり病院に入院していたが、退院後には自宅で在宅酸素療法を行うことになった。Kさんとその夫は、在宅療養支援診療所のJと話し合いながら、訪問診療、訪問看護、訪問介護等を導入して自宅療養体制を整えた。療養開始後1か月が経ち、Jはモニタリングを行うことにした。
  • Kさんに「自宅での療養で困っていることはありますか」と聞き、新たな要望やニーズの有無を確認する。
  • Kさんの夫に「病気になる前はどのように暮らしていましたか」と聞き、Kさんの生活歴を確認する。
  • 訪問介護員に「医療上、何かすべきことはありますか」と医療的ケアの課題を確認する。
  • 主治医に「入院前の病状はいかがでしたか」と過去の治療状況を確認する。
  • 訪問看護師に「サービス実施状況はどうですか」と経過や課題を確認する。

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この過去問の解説 (1件)

01

社会福祉士がクライエントに対して行う、アセスメントやモニタリングの実施時期やその内容について整理しておきましょう。

選択肢1. Kさんに「自宅での療養で困っていることはありますか」と聞き、新たな要望やニーズの有無を確認する。

モニタリングは支援が計画通りに行われているかを確認し、必要なら再評価する過程で、要望やニーズの確認は重要です。

選択肢2. Kさんの夫に「病気になる前はどのように暮らしていましたか」と聞き、Kさんの生活歴を確認する。

Kさんの生活歴の確認はアセスメントの段階です。

選択肢3. 訪問介護員に「医療上、何かすべきことはありますか」と医療的ケアの課題を確認する。

医療的ケアの課題確認もアセスメントに当たります。

選択肢4. 主治医に「入院前の病状はいかがでしたか」と過去の治療状況を確認する。

過去の治療状況の確認はアセスメントの一部です。

選択肢5. 訪問看護師に「サービス実施状況はどうですか」と経過や課題を確認する。

サービス実施状況の確認はモニタリングの一部です。

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