社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問111 (相談援助の理論と方法 問14)
問題文
記録の方式の一つにSOAP方式がある。その内容に関して、最も適切なものを1つ選びなさい。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問111(相談援助の理論と方法 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
記録の方式の一つにSOAP方式がある。その内容に関して、最も適切なものを1つ選びなさい。
- Sは、客観的情報であり、利用者の行動を観察した内容を記述する。
- Оは、主観的情報であり、利用者の語った内容を記述する。
- Aは、支援計画であり、他機関や他専門職からの情報を記述する。
- Pは、プロセスであり、利用者の言葉や他機関からの情報に関する判断を記述する。
- SOAP記録は、問題と援助者の思考が明確になる問題志向型記録の一つである。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
記録の方式の一つであるSOAP方式のS、O、A、Pの意義について正確に記憶しておきましょう。
SOAP方式は、「S(主観的データ)」「O(客観的データ)」「A(アセスメント)」「P(計画)」の4つに分けて記録する方法です。Sは利用者の語った主観的な内容を記述します。
Oは客観的データです。利用者の行動を観察した内容を記録します。
Aはアセスメントを表し、利用者の言葉や他機関からの情報に基づいた判断を記述します。
Pは支援計画を示します。
SOAP記録は問題解決と援助者の考えを明確にする問題志向型記録の一つです。
参考になった数72
この解説の修正を提案する
02
SOAPとは、クライエント本人が感じている主観的な情報(Subjective)・クライエントの客観的な情報(Objective)・主観的な情報と客観的な情報を分析、評価(Assessment)、計画(Plan)に分けて記載する記録方法の事を言います。
✕ Sはクライエントが感じている主観的な情報の事を言います。自分自身の体の状態に対してどのように考えているかやその時の気分などが含まれます。
✕ Oは客観的情報の事を言います。利用者自身の感情ではなく、血圧や体温・血液検査データなど客観的な情報の事を記録する事となります。
✕ AはS・Oで記録した情報を分析・評価した内容を記録する部分となります。
✕ Pは「プラン」であり、Aの段階で行った評価に基づき、今後の対応などに対する計画を立案し記述する段階となります。
〇 選択肢の通りです。SOAP記録は病院などでも多く取り入れられている記録方法です。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
03
医療機関や介護施設などで、看護・介護記録として用いられている記録様式SOAPについての問題です。
×
Sは主観的情報で、患者や利用者が話したこと感じたことや自覚症状等の情報を記載します。
×
Oは客観的情報で、診察や検査からなど得られた客観的な情報、薬服用時の様子や症状、実施した看護・介護とそれによって得られた情報を記載します。
×
Aは評価で、医師の診断や、OとSの内容を元に考えられる問題分析を行った総合的な評価、現在の状態からこれから必要になる処置や検査など、今後考えられる問題を分析します。
×Pは計画で、Aに基づいた患者や利用者のケアを実践する為の治療や看護・介護計画を記載します。
〇SOAPとは、問題思考型システムPOS(Problem Oriented System)をもとにした、医療・看護分野で利用者や患者の経過をカルテなどに記録するときの記入方法です。
SOAPの内容について整理しておきましょう。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問110)へ
第36回(令和5年度) 問題一覧
次の問題(問112)へ