社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の理論と方法 問18
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問題
社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の理論と方法 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
事例を読んで、Aスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)の解決志向アプローチに基づく問いかけとして、適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
Bさん(高校1年生)は、父親、弟(小学4年生)、妹(小学1年生)の4人家族である。父親は長距離トラックの運転手で、Bさんは長女として家事と弟妹の世話を引き受けている。ある日、Aスクールソーシャルワーカーに、「家族のためにやれることをやるのは当然だし、喜んでもらえるのもうれしい。でも毎日勉強とバイトと家事で精一杯。これ以上はもう無理かも…」とつぶやいた。AはこれまでのBさんの頑張りをねぎらいながら、以下の問いかけをした。
〔事例〕
Bさん(高校1年生)は、父親、弟(小学4年生)、妹(小学1年生)の4人家族である。父親は長距離トラックの運転手で、Bさんは長女として家事と弟妹の世話を引き受けている。ある日、Aスクールソーシャルワーカーに、「家族のためにやれることをやるのは当然だし、喜んでもらえるのもうれしい。でも毎日勉強とバイトと家事で精一杯。これ以上はもう無理かも…」とつぶやいた。AはこれまでのBさんの頑張りをねぎらいながら、以下の問いかけをした。
- 「もし奇跡が起こって何もかもうまくいくとしたら、どうなると思いますか?」
- 「最悪な状況を0、何もかも解決したのが10なら、今は何点になりますか?」
- 「Bさんが『もう無理かも』と思ったのは、どのようなときですか?」
- 「Bさんが想像する、最悪の事態はどのようなものでしょうか?」
- 「今、Bさんが抱える状況の根本の原因は何だと思いますか?」
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この過去問の解説 (1件)
01
社会福祉士が行う解決志向アプローチについて、具体例を通じて整理しておきましょう。
「もし奇跡が起こって何もかもうまくいくとしたら、どうなると思いますか?」は、解決志向アプローチで使われるミラクルクエスチョンです。
「最悪の状況を0、何もかも解決したのが10なら、今は何点になりますか?」はスケーリングクエスチョンで、解決志向アプローチに基づいた質問です。
解決志向アプローチは、例外探しをします。「Bさんが『もう無理かも』と思ったのは、どのようなときですか?」は、そのような質問になっていません。
解決志向アプローチでは、最悪の事態ではなく、問題解決した未来を想像させます。
解決志向アプローチでは、原因探しよりも現在および未来の解決策に注力します。
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