社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の理論と方法 問19

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の理論と方法 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、Y地域包括支援センターのC社会福祉士が参加している認知症初期集中支援チームの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Y地域包括支援センターに「夫の物忘れがひどく、指摘するとすぐに怒りだすことと、時折暴力を振るうことで困っている」とDさん(72歳)から電話相談があった。その後、Dさんが来所して夫の日常の様子を詳しく話した。夫に病院で受診をしてもらおうとしたが、「俺はどこも悪くないから病院には行かない」と拒否され、困っているという。そこでCは、認知症初期集中支援チームにおける対応が必要と考え、ケース会議の開催を要請した。
  • 夫を刺激しないように、認知症サポーターとCが自宅を訪問する。
  • Dさんが一人の時間を持てるように自宅を訪問し、夫の利用可能な認知症カフェの案内を手渡す。
  • 夫の状態について、認知症サポート医から専門的知見による助言を求める。
  • 夫の生活の様子を聞くために、介護福祉士とCが自宅を訪問する。
  • Dさんへの暴力回避のために、保健所の職員とCが自宅を訪問する。

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この過去問の解説 (1件)

01

認知症初期集中支援チームの役割とその内容について、理解のうえ記憶しておきましょう。

選択肢1. 夫を刺激しないように、認知症サポーターとCが自宅を訪問する。

 認知症初期集中支援チームのメンバーは、医療や介護の専門職および専門医で構成されています。認知症サポーターはチームには含まれません。

選択肢2. Dさんが一人の時間を持てるように自宅を訪問し、夫の利用可能な認知症カフェの案内を手渡す。

認知症初期集中支援チームは、早期診断・早期対応を目的としたサポートを行います。認知症カフェの案内提供はこの支援には含まれません。

選択肢3. 夫の状態について、認知症サポート医から専門的知見による助言を求める。

認知症サポート医は認知症初期集中支援チームの一員です。

選択肢4. 夫の生活の様子を聞くために、介護福祉士とCが自宅を訪問する。

 初回訪問は医療職員と介護職員各1名以上で行います。

選択肢5. Dさんへの暴力回避のために、保健所の職員とCが自宅を訪問する。

保健所職員と社会福祉士による訪問は、医療職員と介護職員の組み合わせとしては正しいですが、暴力回避の目的は認知症初期集中支援チームの目的とは異なります。

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