社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
相談援助の理論と方法 問17

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 相談援助の理論と方法 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、N市社会福祉協議会のM職員(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
N市社会福祉協議会は、N市から避難行動要支援者への支援に関して委託事業を受けている。Mは、その事業のコーディネート役を担当しており、N市が海岸線の近くにあり、高台が少ないことから、大地震の際の津波などによる被害を心配している。Mは、日頃から「備えあれば憂いなし」と周りの職員たちに言い、避難行動要支援者を中心にした、平常時からのネットワーキングがN市には必要と考えて、支援活動をしている。
  • 近隣の住民に声をかけ、避難行動要支援者と一緒に避難訓練を行う。
  • 災害発生に備えて、避難行動要支援者名簿を地域の全戸に配布する。
  • 自力で避難できるよう、避難行動要支援者を個別に訪問して指導する。
  • 避難支援等関係者よりも、避難行動要支援者の安全確保を最優先するよう関係者に指示する。
  • 避難支援等関係機関と一緒に福祉避難所を確認する機会をもつ。

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この過去問の解説 (1件)

01

社会福祉士がかかわるネットワーキングについて事例に基づいて整理しておきましょう。

選択肢1. 近隣の住民に声をかけ、避難行動要支援者と一緒に避難訓練を行う。

この事例では、近隣住民に避難支援者と共に避難訓練を行うことで、地域でのネットワーキングが行われています。

選択肢2. 災害発生に備えて、避難行動要支援者名簿を地域の全戸に配布する。

避難支援者名簿を地域の全世帯に配布することは適切ではなく、ネットワーキングの趣旨とも合致しません。

選択肢3. 自力で避難できるよう、避難行動要支援者を個別に訪問して指導する。

避難支援者への個別訪問はネットワーキングではありません。

選択肢4. 避難支援等関係者よりも、避難行動要支援者の安全確保を最優先するよう関係者に指示する。

支援関係者の安全確保も重要であり、避難支援者だけに焦点を当てた行動はネットワーキングには含まれません。

選択肢5. 避難支援等関係機関と一緒に福祉避難所を確認する機会をもつ。

避難支援関係者と福祉避難所の確認を行うことで、ネットワーキングの一環となっています。

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