社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問114 (相談援助の理論と方法 問17)

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問114(相談援助の理論と方法 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、N市社会福祉協議会のM職員(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
N市社会福祉協議会は、N市から避難行動要支援者への支援に関して委託事業を受けている。Mは、その事業のコーディネート役を担当しており、N市が海岸線の近くにあり、高台が少ないことから、大地震の際の津波などによる被害を心配している。Mは、日頃から「備えあれば憂いなし」と周りの職員たちに言い、避難行動要支援者を中心にした、平常時からのネットワーキングがN市には必要と考えて、支援活動をしている。
  • 近隣の住民に声をかけ、避難行動要支援者と一緒に避難訓練を行う。
  • 災害発生に備えて、避難行動要支援者名簿を地域の全戸に配布する。
  • 自力で避難できるよう、避難行動要支援者を個別に訪問して指導する。
  • 避難支援等関係者よりも、避難行動要支援者の安全確保を最優先するよう関係者に指示する。
  • 避難支援等関係機関と一緒に福祉避難所を確認する機会をもつ。

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この過去問の解説 (3件)

01

社会福祉士がかかわるネットワーキングについて事例に基づいて整理しておきましょう。

選択肢1. 近隣の住民に声をかけ、避難行動要支援者と一緒に避難訓練を行う。

この事例では、近隣住民に避難支援者と共に避難訓練を行うことで、地域でのネットワーキングが行われています。

選択肢2. 災害発生に備えて、避難行動要支援者名簿を地域の全戸に配布する。

避難支援者名簿を地域の全世帯に配布することは適切ではなく、ネットワーキングの趣旨とも合致しません。

選択肢3. 自力で避難できるよう、避難行動要支援者を個別に訪問して指導する。

避難支援者への個別訪問はネットワーキングではありません。

選択肢4. 避難支援等関係者よりも、避難行動要支援者の安全確保を最優先するよう関係者に指示する。

支援関係者の安全確保も重要であり、避難支援者だけに焦点を当てた行動はネットワーキングには含まれません。

選択肢5. 避難支援等関係機関と一緒に福祉避難所を確認する機会をもつ。

避難支援関係者と福祉避難所の確認を行うことで、ネットワーキングの一環となっています。

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02

本事例に挙げられている「避難行動要支援者」とは、災害時に自分一人の力で避難する事が困難であり、誰かの支援が必要な方の事を言います。

選択肢1. 近隣の住民に声をかけ、避難行動要支援者と一緒に避難訓練を行う。

〇 実際に災害が起こった時に、避難行動要支援者の方の支援に携わってもらう可能性が高い近隣住民と一緒に避難訓練を行う事で、より実態に即した行動を取る事が出来ると考えられます。

選択肢2. 災害発生に備えて、避難行動要支援者名簿を地域の全戸に配布する。

✕ 避難行動要支援者名簿には個人情報が多く含まれています。災害発生に備えるために配布するのであれば、当事者に了承を取った上で行う必要があります。

選択肢3. 自力で避難できるよう、避難行動要支援者を個別に訪問して指導する。

✕ 避難行動要支援者は自力では避難が困難な方(高齢者や障がいがある方など)です。指導を行ったからといって自力で避難できるわけではありません。

選択肢4. 避難支援等関係者よりも、避難行動要支援者の安全確保を最優先するよう関係者に指示する。

✕ 災害発生時は全ての人が安全に避難する事が目標となります。避難行動要支援者の安全確保を特別に考え、最優先するという指示は適切ではありません。

選択肢5. 避難支援等関係機関と一緒に福祉避難所を確認する機会をもつ。

〇 福祉避難所とは、避難生活を送る上で特別な配慮が必要な人を受け入れられる環境が整っている避難所の事を言います。実際に災害が起こった際にどこに避難したら良いか、どんな設備があるかなど事前に確認しておく事で、いざという時の備えに繋げる事が出来ます。

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03

事例において、N市社会福祉協議会のM職員が行う対応で適切なものを選択する問題です。

選択肢1. 近隣の住民に声をかけ、避難行動要支援者と一緒に避難訓練を行う。

近隣住民に声をかけ一緒に避難訓練を行うことで、避難行動要支援者が実際のどのように非難するのかを知ることができ、実際の災害時における混乱を防止することができます。

選択肢2. 災害発生に備えて、避難行動要支援者名簿を地域の全戸に配布する。

×

名簿を配布することは避難行動要支援者の存在を周知し、地域全体での支援体制に有効に感じますが、名簿の配布だけでは、具体的な支援にはつながりにくいと考えられ不適切です。

選択肢3. 自力で避難できるよう、避難行動要支援者を個別に訪問して指導する。

×

個別訪問による指導は避難行動要支援者が自力で避難できるようになるためにも重要な支援ですが、自力で避難が困難な方もいます。

選択肢4. 避難支援等関係者よりも、避難行動要支援者の安全確保を最優先するよう関係者に指示する。

×

避難行動要支援者の安全確保は重要ですが、避難支援等関係者の安全確保も同程度必要です。

選択肢5. 避難支援等関係機関と一緒に福祉避難所を確認する機会をもつ。

福祉避難所の確認は、避難行動要支援者が安全に避難できる場所を確保するために重要です。関係機関との連携を強化することで、効果的な支援が可能になります。

まとめ

地域全体での支援体制を強化するための、具体的な活動について確認しておきましょう。

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