社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
福祉サービスの組織と経営 問3

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 福祉サービスの組織と経営 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

集団やチームに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 集団浅慮とは、集団を構成する個々のメンバーが、個人で考えるよりも多面的な検討を行うことができるようになる現象のことである。
  • 集団の規範とは、メンバーが誰かの努力や成果にただ乗りして、自分自身は力を出し切らないことである。
  • 集団の凝集性は、集団を構成するメンバーを離散させ、個々人に分離させる傾向をもつ。
  • チームの生産性は、チームメンバー間で信頼や尊敬の念が育まれていると低くなる。
  • 集団内のコンフリクトには、集団に悪影響を及ぼす非生産的コンフリクトと、集団に好影響を及ぼす生産的コンフリクトの両方の側面がある。

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この過去問の解説 (1件)

01

集団やチームに関する用語について整理しておきましょう。

選択肢1. 集団浅慮とは、集団を構成する個々のメンバーが、個人で考えるよりも多面的な検討を行うことができるようになる現象のことである。

 集団浅慮とは、集団意思決定で個人の決定質が低下することを指し、リスキーシフトやコーシャスシフトという結論を導くことがあります。

選択肢2. 集団の規範とは、メンバーが誰かの努力や成果にただ乗りして、自分自身は力を出し切らないことである。

メンバーが誰かの努力や成果にただ乗りして、自分自身は力を出し切らないことは、社会的手抜きといいます。

選択肢3. 集団の凝集性は、集団を構成するメンバーを離散させ、個々人に分離させる傾向をもつ。

集団凝集性とは、集団の仲間意識を指し、凝集性が高いと結びつきが強まります。

選択肢4. チームの生産性は、チームメンバー間で信頼や尊敬の念が育まれていると低くなる。

チームの生産性は、信頼と尊敬が育まれていると高まる傾向があります。

選択肢5. 集団内のコンフリクトには、集団に悪影響を及ぼす非生産的コンフリクトと、集団に好影響を及ぼす生産的コンフリクトの両方の側面がある。

 コンフリクトは、お互いの理解を深める契機となるもので、適度なものは生産的で、過度なものは非生産的といいます。

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