社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
福祉サービスの組織と経営 問2

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 福祉サービスの組織と経営 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

経営の基礎理論に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • バーナード(Barnard, C.)によれば、非公式組織とは、意識的で、計画的で、目的をもつような人々相互間の協働である。
  • テイラー(Taylor, F.)は科学的管理法を提唱し、作業現場の管理について、合理的な規則と手続きによる管理の重要性を強調した。
  • ハインリッヒ(Heinrich, H.)は、軽微な事故への対策を実施しても、重大な事故を未然に防ぐことはできないことを明らかにした。
  • アッシュ(Asch, S.)は、個人として正しい判断ができていれば、多数派の力には負けることはないという現象を明らかにした。
  • メイヨー(Mayo, G.)とレスリスバーガー(Roethlisberger, F.)は、組織における経済的合理性を追求する、経済人モデルを提唱した。

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この過去問の解説 (1件)

01

経営の基礎理論について、その提唱者とともに記憶しておきましょう。

選択肢1. バーナード(Barnard, C.)によれば、非公式組織とは、意識的で、計画的で、目的をもつような人々相互間の協働である。

バーナードが述べた、意識的で目的をもつ人々相互の協働は、公式組織を指しています。

選択肢2. テイラー(Taylor, F.)は科学的管理法を提唱し、作業現場の管理について、合理的な規則と手続きによる管理の重要性を強調した。

テイラーは作業効率を高めるための科学的管理法を提唱し、標準作業量を超えた場合は高賃金、下回る場合は低賃金としました。

選択肢3. ハインリッヒ(Heinrich, H.)は、軽微な事故への対策を実施しても、重大な事故を未然に防ぐことはできないことを明らかにした。

ハインリッヒの法則は、重大な事故の背後に29の軽微な事故と300のインシデントがあるというものです。

選択肢4. アッシュ(Asch, S.)は、個人として正しい判断ができていれば、多数派の力には負けることはないという現象を明らかにした。

アッシュの同調実験では、他者が不適切な判断をすると自分も同調してしまう傾向が確認されました。

選択肢5. メイヨー(Mayo, G.)とレスリスバーガー(Roethlisberger, F.)は、組織における経済的合理性を追求する、経済人モデルを提唱した。

メイヨーとレスリスバーガーのホーソン実験は、人間関係が生産性に影響を与えることを示しました。

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