社会福祉士 過去問
第36回(令和5年度)
問126 (高齢者に対する支援と介護保険制度 問1)
問題文
「令和5年版高齢社会白書」(内閣府)に示された日本の高齢者を取り巻く社会情勢に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「倍加年数」とは、人口の高齢化率が7%から14%に達するまでに要した年数のことである。
(注)「倍加年数」とは、人口の高齢化率が7%から14%に達するまでに要した年数のことである。
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問題
社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 問126(高齢者に対する支援と介護保険制度 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
「令和5年版高齢社会白書」(内閣府)に示された日本の高齢者を取り巻く社会情勢に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「倍加年数」とは、人口の高齢化率が7%から14%に達するまでに要した年数のことである。
(注)「倍加年数」とは、人口の高齢化率が7%から14%に達するまでに要した年数のことである。
- 人口の高齢化率は、2022年(令和4年)10月1日現在で、約16%となっている。
- 高齢化率の「倍加年数」をアジア諸国で比較すると、韓国は日本よりも短い年数となっている。
- 総人口に占める75歳以上の人口の割合は、2070年(令和52年)に約40%に達すると推計されている。
- 2022年(令和4年)の労働力人口総数に占める65歳以上の者の割合は、2013年(平成25年)以降の10年間でみると、漸減傾向にある。
- 2021年(令和3年)の65歳以上の者の死因別の死亡率をみると、悪性新生物よりも肺炎の方が高くなっている。
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この過去問の解説 (3件)
01
日本の高齢社会に関する高齢化率などの主な数値を記憶しておきましょう。
日本の高齢化率は29.0%です。
日本の高齢化の進展は諸外国に比べて早くなっています。ただし、韓国は日本よりも早いペースで高齢化率が進んでいます。
2070 年(令和 52 年)に約 40%に達すると推計されているのは、65 歳以上の人口の割合です。
労働力人口総数に占める 65 歳以上の者の割合は増加傾向にあります。
死因で最も高くなっているのは、悪性新生物です。
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02
日本の高齢化率は、世界に類を見ないスピードで進行しています。その背景には、医療の発達などが要因となる平均寿命の増加があります。
✕ 人口の高齢化率は29.0%となっており、65歳以上人口は3624万人となっています。
〇 日本の高齢化率の倍加年数は24年ですが、韓国は18年、シンガポールは15年と日本より早いスピードで高齢化が進むと予測されています。
✕ 総人口に占める75歳以上の人口の割合は、約25%(2180万人)と予測されています。対して、65歳以上人口は約40%に達すると予測されています。
✕ 労働力人口総数に占める65歳以上の者の割合を年代別で見ると、65~69歳は52.0%(2013年は39.8%)、70~74歳は33.9%(2013年は23.7%)、75歳以上は11.0%(2013年は8.3%)となっており、どの年代でも増加傾向が見られています。
✕ 2021年の65歳以上の者の死因別の死亡率では、悪性新生物が1位となっています。肺炎は死因の第3位に位置付けられています。
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03
日本の高齢者を取りまく社会情勢に関する問題です。
×
令和5年場版高齢社会白書によると、2022年(令和4年)の高齢化率は約29.0%に達しています。
〇
韓国は急速な高齢化が進んでおり、倍加年数が日本よりも短いことが示されています。
×
75歳以上の人口割合は増加するものの、40%に達するという具体的な数値は示されていません。実際には2065年には約25.5%に達すると予測されています。
×
65歳以上の者の割合は増加傾向にあり、漸減傾向ではありません。
×
一般的に65歳以上の高齢者においては、悪性新生物が主要な死因のひとつであり、肺炎よりも高い死亡率を示すことが多いです。
高齢社会白書は日本の高齢化に関する現状や将来の展望を示す重要な文書であり、社会福祉士の役割や必要性についても深くかかわっています。政府が毎年発表する文書であり、高齢化に進展に伴う社会的課題や対策をまとめています。
内容について理解し、整理しておきましょう。
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