社会福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問30 (社会保障 問3)

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問題

社会福祉士試験 第37回(令和6年度) 問30(社会保障 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

「令和3年度社会保障費用統計」(国立社会保障・人口問題研究所)による社会保障の費用等に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 2021年度(令和3年度)の社会保障給付費の総額は、160兆円を超過している。
  • 2021年度(令和3年度)の部門別(「医療」、「年金」、「福祉その他」)の社会保障給付費のうち、「福祉その他」の割合は、2割を超過している。
  • 2021年度(令和3年度)の政策分野別社会支出の割合が最も大きいのは「家族」である。
  • 2021年度(令和3年度)の社会保障財源における公費負担の割合は、社会保険料の割合よりも大きい。
  • 2020年度(令和2年度)の日本の社会支出は、対国内総生産比でみると、OECD加盟国の中で最も大きい。

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この過去問の解説 (1件)

01

現代日本の社会保障費用は増加の一途を辿っており、今後も増加すると見込まれています。公費がどの分野にどの程度使用されているのかを確認しておくようにしましょう。

選択肢1. 2021年度(令和3年度)の社会保障給付費の総額は、160兆円を超過している。

✕ 2021年度の社会保障給付費の総額は、138兆7433億円となっています。

選択肢2. 2021年度(令和3年度)の部門別(「医療」、「年金」、「福祉その他」)の社会保障給付費のうち、「福祉その他」の割合は、2割を超過している。

〇 部門別社会保障給付費のうち、「福祉その他」は35兆5076億円となっており、その割合は25.6%となっています。

選択肢3. 2021年度(令和3年度)の政策分野別社会支出の割合が最も大きいのは「家族」である。

✕ 政策分野別社会支出のうち、最も割合が大きいのは「保健」であり、全体の42.3%を占めています。

選択肢4. 2021年度(令和3年度)の社会保障財源における公費負担の割合は、社会保険料の割合よりも大きい。

✕ 2021年度の社会保障財源における公費負担の割合は40.4%(66兆1080億円)となっています。対して社会保険料は46.2%(75兆5227億円)となっており、公費負担の割合を上回っています。

選択肢5. 2020年度(令和2年度)の日本の社会支出は、対国内総生産比でみると、OECD加盟国の中で最も大きい。

✕ 2020年度の日本社会支出対国内総生産比は25.36%となっています。OECD加盟国であるアメリカ合衆国は同数値が29.67%、フランスは35.62%となっており、公費負担の割合を上回っています。

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