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社労士の過去問 第50回(平成30年度) 労務管理その他の労働に関する一般常識 問31

問題

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我が国の労働災害発生状況に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
なお、本問は、「平成28年労働災害発生状況の分析等(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。
   1 .
労働災害による死亡者数は、長期的に減少傾向にあり、死亡災害は平成28年に過去最少となった。
   2 .
第12次労働災害防止計画(平成25〜29年度)において、死亡災害と同様の災害減少目標を掲げている休業4日以上の死傷災害は、平成25年以降、着実に減少している。
   3 .
陸上貨物運送事業における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、「交通事故(道路)」が最も多く、「墜落・転落」がそれに続いている。
   4 .
製造業における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、「墜落・転落」が最も多く、「はさまれ・巻き込まれ」がそれに続いている。
   5 .
第三次産業に属する小売業、社会福祉施設、飲食店における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、いずれの業種においても「転倒」が最も多くなっている。
( 社労士試験 第50回(平成30年度) 択一式 労務管理その他の労働に関する一般常識 問31 )
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この過去問の解説 (3件)

12
正解は1です。
1.正しい
労働災害による死亡者数は、長期的に減少傾向にあり、死亡災害は平成28年に過去最少となりました。(平成28年労働災害発生状況の分析等)
2.誤り
休業4日以上の死傷災害は、平成25年以降着実に減少しているわけではなく、
平成27年から28年にかけては増加しています。
(平成28年労働災害発生状況の分析等)
3.誤り
陸上貨物運送事業における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、「墜落・転落」が最も多くなっています。(平成28年労働災害発生状況の分析等)
4.誤り
製造業における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、「はさまれ・巻き込まれ」が最も多くなっています。(平成28年労働災害発生状況の分析等)
5.誤り
小売業、社会福祉施設、飲食店における死傷災害(休業4日以上)の事故の型別では、小売業、飲食店の業種において「転倒」が最も多くなっており、社会福祉施設においては、「動作の反動・無理な動作」が最も多くなっています。
(平成28年労働災害発生状況の分析等)

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4
正解:1

1:正
平成28年の死亡災害者数は928人で、前年から4.5%減少しています。
この人数は過去最少であり、第12次労働災害防止計画の災害減少目標の水準に達しています。
※「平成28年労働災害発生状況の分析等」参照

2:誤
休業4日以上の死傷災害者数は117,910人で、前年を1.4%上回りました。
小売業、社会福祉施設、飲食店等で死傷災害が増加し、着実に減少傾向にあるとは言えない状況です。
※「平成28年労働災害発生状況の分析等」参照

3:誤
陸上貨物運送事業の死傷災害事故の型別では、「墜落・転落」が最も多く、平成28年はそれに次いで「動作の反動・無理な動作」が多かったという結果が出ています。
※「平成28年労働災害発生状況の分析等」参照

4:誤
製造業の死傷災害事故の型別では、「はさまれ・巻き込まれ」が最も多く、平成28年はそれに次いで「転倒」が多かったという結果が出ています。
※「平成28年労働災害発生状況の分析等」参照

5:誤
小売業と飲食店の死傷災害事故の型別では「転倒」が最多でしたが、社会福祉施設は「動作の反動・無理な動作」の型別が最多です。
※「平成28年労働災害発生状況の分析等」参照

1

正解は、1です。

1 正解

労災による死亡者数は、長期的には減少傾向にあります。

ちなみに、厚生労働省から労働災害発生の状況が

毎年公表されます。

令和2年の労働災害発生の状況は

2年連続で過去最少となっています。

2 間違いです。

着実に減少しているとは言えません。

死傷災害は、増減を繰り返しています。

目標達成が困難な状況です。

3 間違いです。

墜落・転落が最も多いです。

交通事故ではありません。

4 間違いです。

製造業の災害発生の状況は

はさまれ・巻き込まれ、が最も多く

転倒が続いています。

5 間違いです。

いずれの業種でも「転倒」が多いわけではありません。

社会福祉施設では、動作の反動・無理な動作が

最も多いです。

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