社会保険労務士の過去問
第51回(令和元年度)
労務管理その他の労働に関する一般常識 問1
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問題
社労士試験 第51回(令和元年度) 択一式 労務管理その他の労働に関する一般常識 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
我が国の常用労働者1人1か月平均の労働費用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
なお、本問は、「平成28年就労条件総合調査(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。
なお、本問は、「平成28年就労条件総合調査(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。
- 「労働費用総額」に占める「現金給与額」の割合は約7割、「現金給与以外の労働費用」の割合は約3割となっている。
- 「現金給与以外の労働費用」に占める割合を企業規模計でみると、「法定福利費」が最も多くなっている。
- 「法定福利費」に占める割合を企業規模計でみると、「厚生年金保険料」が最も多く、「健康保険料・介護保険料」、「労働保険料」がそれに続いている。
- 「法定外福利費」に占める割合を企業規模計でみると、「住居に関する費用」が最も多く、「医療保健に関する費用」、「食事に関する費用」がそれに続いている。
- 「法定外福利費」に占める「住居に関する費用」の割合は、企業規模が大きくなるほど高くなっている。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:誤り
「労働費用総額」に占める「現金給与額」の割合は「約7割」ではなく80.9%で「約8割」であり、「現金給与以外の労働費用」の割合は「約3割」ではなく19.1%で「約2割」となっているため誤りになります。
2:正しい
「現金給与以外の労働費用」に占める割合をみると、「法定福利費」59.9%「退職給付等の費用」23.7%「法定外福利費」8.2%となっており、「法定福利費」が最も多くなっているので、設問のとおり正しい内容となります。
3:正しい
「法定福利費」に占める割合をみると、「厚生年金保険料」54.3%「健康保険料・介護保険料」35.4%「労働保険料」8.9%となっており、「厚生年金保険料」が最も多く、「健康保険料・介護保険料」「労働保険料」がそれに続いているので、設問のとおり正しい内容になります。
4:正しい
「法定外福利費」に占める割合をみると、「住居に関する費用」47.3%「医療保健に関する費用」13.4%「食事に関する費用」9.4%となっており、設問のとおり正しい内容になります。
5:正しい
「法定外福利費」に占める「住居に関する費用」の割合を企業規模別でみると「1000人以上」55.2%「300~999人」51.3%「100~299人」39.8%「30~99人」18.8%となっており、設問のとおり、企業規模が大きくなるほど高くなっているので正しい内容になります。
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02
(平成28年就条件総合調査(厚生労働省))
2 〇 設問のとおりです。「法定福利費」が最も多くなっています。
(平成28年就労条件総合調査(厚生労働省))
3 〇 設問のとおりです。法定福利費に占める割合は厚生年金保険料が54.3%、健康保険料・介護保険料が35.4%、労働保険料が8.9%となっています。
(平成28年就労条件総合調査(厚生労働省))
4 〇 設問のとおりです。法定外福利費に占める割合は住居に関する費用が47.3%、医療保険に関する費用が13.4%、食事に関する費用が9.4%となっています。
(平成28年就労条件総合調査(厚生労働省))
5 〇 設問のとおりです。企業規模が「大きくなるほど」高くなっています。
(平成28年就労条件総合調査(厚生労働省))
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03
解答:「「労働費用総額」に占める「現金給与額」の割合は約7割、「現金給与以外の労働費用」の割合は約3割となっている。」が正解です。
×
「労働費用総額」に占める「現金給与額」は「約8割」で「現金給与以外の労働費用」は「約2割」になります。
〇
「現金給与以外の労働費用」に占める割合は、「法定福利費」が59.9%で最も多くなります。
〇
「法定福利費」に占める割合は「厚生年金保険料」が54.3%と最も多く、次に「健康保険料・介護保険料」35.4%、「労働保険料」8.9%の順になります。
〇
「法定外福利費」に占める割合は、「住居に関する費用」が47.3%と最も多く、次に「医療保健に関する費用」13.4%、「食事に関する費用」9.4%の順になります。
〇
「法定外福利費」に占める「住居に関する費用」の割合は、企業規模が大きくなるほど高くなります。
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