社会保険労務士の過去問
第52回（令和2年度）
雇用保険法 問2

（　B　）は、被保険者に関する問題であり、雇用保険法６条からの出題です。

　雇用保険法の適用について、１週間の所定労働時間が20時間以上であり、同一の事業主の適用事業に継続して「31日以上」雇用されることが見込まれる場合には､法６条３号に規定する季節的に雇用される者､同条４号に規定する学生又は生徒､同条５号に規定する船員、同条第６号に規定する国、都道府県、市町村その他これらに準ずるものの事業に雇用される者を除き、パートタイマー、アルバイト、嘱託、契約社員、派遣労働者等の呼称や雇用形態の如何にかかわらず被保険者となる。

雇用保険は次の１～６に該当するものを適用除外者とし、被保険者としません。
１．1週間の所定労働時間が20時間未満である者
２．同一の事業主の適用事業に継続して31日以上雇用されることが見込まれない者
３．季節的に雇用される者であって、次のいずれかに該当する者
　（１）4ヶ月以上の期間を定めて雇用される者
　（２）1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満である者
４．学校教育法に規定する学校等の学生又は生徒である者
５．船員法1条に規定する船員であって、政令で定める漁船に乗り込むため雇用される者
６．国、都道府県、市町村その他これに準ずる者の事業に雇用される者で、離職の際に求職者給付及び就職促進給付の内容を超えると認められる者

これの２に関する内容です。
日雇労働被保険者の「30日以内」の期間を定めて雇用される者、などと混同しないように注意しましょう。

「31日以上」が正解です。

Dを除く全てが数字を問うもので、雇用保険法は数字をおさえることが得点につながります。Dを含め被保険者の要件を問うもので基本事項からの出題です。