測量士補の過去問
平成27年度(2015年)
問26

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問題

測量士補試験 平成27年度(2015年) 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

図26のように、円曲線始点BC、円曲線終点ECからなる円曲線の道路の建設を計画している。
曲線半径R=100 m、交角I=108゜としたとき、建設する道路の円曲線始点BCから曲線の中点SPまでの弦長は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
なお、関数の数値が必要な場合は、以下の関数表を使用すること。
関数表
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  • 90.80 m
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  • 161.80 m

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この過去問の解説 (3件)

01

解答:3

 交角Iが108°であることから、円弧の中心角が108°であることが分かります。
また、BCとSP、Oを結んでできる二等辺三角形の頂角Oは54°となります。

 BCからSPまでの弦線をXとして、Xを底辺とする二等辺三角形を考えると、角BCと角SPは63°になります。
 この三角形に正弦定理を適用すると、

 100m/sin63°=Xm/sin54° となります。

 X = 100*sin54°/sin63° ≒ 90.798 ≒ 90.80m

 以上のことから、選択肢の3が答えとなります。

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02

弧長・・・円弧の長さ

弦長・・・二つの支点間に張られた弦の長さ

求めたいのは弦長です。そんな間違いしない!と思っている人ほど注意してください。

※ちなみにこの問題の弧長の長さは94.20mです。選択肢に近似値は無い為、計算したら間違いには気付くかなと思います。

①∠I=∠BC-O-EC

②交角I=108°から

∠BC-O-EC=108°

①∠BC-O-EC=∠BC-O-SP/2 から

∠BC-O-SP=54°

点OからBC-IPに垂直に線を引き、その交点をAとします。

∠BC-O-A/2=∠BC-O-SP から

∠BC-O-A=27°

BC-Cを求める為 △BC-O-Aについて解きます。

∠BC-O-A=27°

R=100m から

100×sin27° = 100×0.45399 =45.399m

求めたいのはBC-SP(BC-Cの2倍の長さ)の為

45.399m×2 = 90.798m

よって近似値の答えは 90.80mの 3 となります。

※別解の解説とあえて違う計算方法で答えを導いています。どちらでも良いのでやりやすい方で覚えると良いかと思います。

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03

弦長を求める図形問題です。

選択肢3. 90.80 m

∠I=108°より、∠BC-O-C=108°

SPは中点であるので、

∠BC-O-SP=∠BC-O-C/2=54°

三角形BC-O-SPは二等辺三角形であるので、

∠O-SP-BC=(180°-54°)/2=63°

正弦定理より、求める弦長をxとすると

100/sin60°=x/sin54°

x=100×sin54°/sin63°=90.79809

で、90.80 mが正解です。

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