測量士補の過去問
平成29年度(2017年)
問16
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問題
測量士補試験 平成29年度(2017年) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、公共測量における車載写真レーザ測量(移動計測車両による測量)について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
- 車両に搭載したGNSS/IMU装置やレーザ測距装置、計測用カメラなどを用いて、主として道路及びその周辺の地形や地物などのデータ取得をする技術である。
- 航空レーザ測量では計測が困難である電柱やガードレールなど、道路と垂直に設置されている地物のデータ取得に適している。
- トンネル内など上空視界の不良な箇所における数値地形図データ作成も可能である。
- 道路及びその周辺の地図情報レベル500や1000などの数値地形図データを作成する場合、トータルステーションなどを用いた現地測量に比べて、広範囲を短時間でデータ取得できる。
- 地図情報レベル1000の数値地形図データ作成には、地図情報レベル500の数値地形図データ作成と比較して、より詳細な計測データが必要である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:正しい
車載写真レーザ測量は、GNSS/IMU装置やレーザ測距装置、計測用カメラなどを用いて、道路及びその周辺の地形や地物などの測定し、数値地形図データを作成する作業です。
2:正しい
航空レーザ測量は、電柱やガードレールといった道路と垂直に設置されている地物の測定に不適です。
車載写真レーザ測量は、横方向にレーザパルスを照射するので、上記の地物の測定に適しています。
3:正しい
GNSS衛星からの電波取得が困難であるトンネルでも、車載写真レーザ測量は数値地形図データ作成が可能です。
4:正しい
車で移動しながら広範囲に測定を行うことができ、測定作業やデータ取得は一部を除いて自動化されているので、広範囲を短時間でデータ取得できます。
5:間違い
地図情報レベル500と1000を比較すれば、前者の方が後者より高い精度があり、より詳細であるので、地図情報レベル1000の数値地形図データ作成には、地図情報レベル500の数値地形図データ作成より詳細な計測データは不要です。
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02
1.〇
車載写真レーザ測量とは、車両に取り付けたデータ取得装置(GNSS/IMUおよび計測用カメラ)を使用し、地形図データの作成を行います。問題文は正しいです。
2.〇
車載写真レーザ測量は上空からではなく車両につけた装置で計測する為、上空からの撮影が難しい電柱やフェンスなどの撮影に適しています。正しいです。
3.〇
電波が受信できない場所でも、データ取得装置により測量は可能となります。正しいです。
4.〇
車両で走行しながら範囲データを取得する為、TSでの現地測量より広範囲、短時間での測量が可能です。正しいです。
5.×
地図情報レベルは縮尺と同じと考えて大丈夫です。1/500と1/1000であれば、より詳細な縮尺は1/500となる為、問題文は逆になっています。間違いです。
よって問の答えは 5 となります。
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03
車載写真レーザ測量に付いての問題です。
正しい。
車両に搭載したGNSS/IMU装置やレーザ測距装置、計測用カメラなどを用いて、主として道路及びその周辺の地形や地物などのデータ取得をする技術です。
正しい。
航空レーザ測量では計測が困難である電柱やガードレールなど、道路と垂直に設置されている地物のデータ取得に適しています。
正しい。
トンネル内など上空視界の不良な箇所における数値地形図データ作成も可能です。
正しい。
道路及びその周辺の地図情報レベル500や1000などの数値地形図データを作成する場合、トータルステーションなどを用いた現地測量に比べて、広範囲を短時間でデータ取得できます。
間違い。
地図情報レベルは数字が小さい方が詳細な数値地形図です。したがって、数字が小さい方がより詳細な計測データが必要になります。
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